「きいろチャット」やその他のSNSで退会後に再度アプリをインストールすると、以前やり取りしていた人から突然メッセージが来ることがあります。名前を変更したにもかかわらず、どうして相手が自分だとわかったのか気になる方も多いでしょう。今回は、そういった状況で「なぜバレたのか?」について考えてみます。
1. アプリ内の情報は完全に消えるわけではない
名前を変更したりアカウントを退会しても、実はアプリ内に残っている情報がある場合があります。多くのアプリでは、ユーザーのIPアドレスや端末情報をもとに再度アカウントがリンクされることがあります。
また、アプリには履歴が残っていることもあります。たとえば、過去にやり取りした内容や共通のグループなど、再インストール後に自動的に表示されることもあります。
2. ユーザーIDや端末IDがリンクされていることがある
多くのチャットアプリやSNSでは、ユーザーIDや端末IDを利用してユーザーを識別しています。仮に名前を変えても、これらのIDが変わらない限り、以前のアカウント情報と結びつくことがあります。
このような情報は、名前の変更だけでは隠しきれません。相手が過去のやり取りを覚えていた場合、アカウントが再び接続されるとすぐに気付かれることがあります。
3. 同じネットワークやIPアドレスを使用している場合
もし再インストール時に同じネットワークやIPアドレスを使っていると、アプリ側がそれを認識して、以前のアカウントと接続することがあります。このため、同じWi-Fi環境に戻っただけでも、以前のアカウントとの再接続がされることがあります。
例えば、自宅のWi-Fiを使っていた場合、インターネット接続のIPアドレスが変わらないことも多いため、再度そのIPアドレスからログインした際に、以前の情報が復元されることがあります。
4. 以前のやり取り内容や画像が原因の場合も
もし以前のアカウントに写真やメッセージが残っていると、それが決定的な手がかりになることもあります。再インストールした際にアプリが履歴や写真を復元することがあり、その内容から「久しぶりに見た」と思われることもあります。
そのため、アプリに保存していた内容が、再度アプリにアクセスした際に復活してしまうこともあるのです。
5. アプリの通知機能に注意
アプリによっては、新しいメッセージが届くと通知が表示されることがあります。通知内容に、以前の会話や相手の名前が表示されていた場合、そこから再度「久しぶりに見た」と気づかれる可能性があります。
このような通知機能があるアプリでは、注意が必要です。通知が表示される前に設定を確認し、必要に応じて通知を無効にすることが重要です。
6. まとめ
名前を変更しても、アプリ内のIDや端末情報、IPアドレスなどから以前のアカウントと再接続されることがあります。特に同じネットワークを使っている場合や、アプリ内の履歴が復元される場合に「久しぶりに見た」と言われることがあります。
アカウントの完全な匿名性を保ちたい場合は、名前変更だけでなく、デバイス情報やIPアドレスの変更、通知設定の見直しも検討すると良いでしょう。
コメント