iCloudの容量が足りなくて写真や動画を消しても容量が減らないという問題に直面することがあります。この記事では、この問題が発生する原因とその解決方法を解説します。
1. iCloudの写真と動画を削除した後に反映されない原因
iCloudに保存されている写真や動画を削除しても、すぐに容量が減らない場合があります。これはいくつかの理由が考えられます。まず、削除された写真や動画が「最近削除した項目」に移動している場合があります。このフォルダに移動したデータは、30日間保存され、その後自動的に削除されます。そのため、すぐに容量に反映されないのです。
また、iCloudのバックアップに含まれている他のデータ(アプリデータや設定情報など)が容量を占めている可能性もあります。これらのデータも確認する必要があります。
2. 「最近削除した項目」からの完全削除
iCloudの「最近削除した項目」フォルダに移動したデータは、手動で完全に削除する必要があります。iPhoneやiPad、Macから「最近削除した項目」フォルダを開き、削除したいデータを完全に削除することで、容量に反映されるようになります。
iCloudにログインして、ウェブ版で削除した写真や動画も「最近削除した項目」から完全に削除する手順を踏んでください。これが重要なステップとなります。
3. iCloudバックアップを確認し、不要なデータを削除
iCloudバックアップが原因で容量が減らない場合もあります。iCloudバックアップに含まれるアプリデータや設定情報は、思わぬ容量を消費することがあります。これを確認するためには、設定アプリから「iCloud」→「ストレージ管理」に進み、バックアップを選択して不要なデータを削除する必要があります。
アプリデータの中には、容量を多く消費するものもあるので、確認して削除することが重要です。また、iCloudの設定を見直し、不要なアプリのバックアップをオフにすることも一つの手です。
4. iCloud容量の使用状況を再確認する
iCloudの容量が増えない原因として、他のデータが多く消費している場合も考えられます。写真や動画以外のデータ、例えばメールやドキュメント、アプリデータなどがiCloudに保存されていることがあります。これらを確認し、不要なものを削除してみましょう。
iCloudの設定で「ストレージとバックアップ」を開き、どのデータがどれだけ容量を占めているかをチェックすることができます。これにより、何が原因で容量が足りなくなっているのかが明確になります。
5. iCloudプラスのストレージアップグレードを検討する
もし、これらの方法で容量を管理できない場合、iCloudプラスのストレージをアップグレードすることを検討するのも一つの方法です。iCloudプラスでは、200GB以上のストレージオプションも提供されており、より多くのデータを保存することができます。
ストレージの増加を選ぶ場合、料金プランに応じてストレージを選択できるので、自分の使用状況に合わせたプランを選ぶことができます。
まとめ
iCloudの容量が減らない原因としては、「最近削除した項目」からのデータの削除漏れや、iCloudバックアップに含まれている不要なデータが考えられます。これらを適切に管理することで、容量の問題を解決することができます。また、ストレージの増加を検討することで、さらに多くのデータを安全に保存することができます。
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