Googleフォトやその他のクラウドサービスにおける検閲に関して心配される方も多いかと思います。特に、写真や動画をアップロードした場合にアプリ側がそれを検閲するという話がありますが、実際にはどのような仕組みでそれが行われているのでしょうか?今回は、スマホ内のデータをアップロードせずに使う方法と、アプリのアクセス許可について詳しく解説します。
1. Googleフォトとクラウドへのアップロード
Googleフォトは、主にクラウド上で写真や動画を管理するためのアプリですが、アップロードした写真や動画がアプリ側で検閲されることは基本的にありません。ただし、Googleは利用規約に基づき、違法コンテンツや不適切なコンテンツを検出するためのシステムを運用しています。そのため、アップロードした写真や動画に不正なコンテンツが含まれている場合、検閲の対象となることがあります。
しかし、写真や動画をGoogleフォトにアップロードしない場合、アプリ側がそれらのコンテンツにアクセスすることはありません。
2. スマホ内のデータをアプリ内で使用する際のプライバシー問題
Googleフォトのアプリにメディアアクセスの許可を与えた場合、基本的にスマホ内の写真や動画にアクセスして表示することはできます。しかし、これらの写真や動画がGoogleフォトのサーバーにアップロードされるわけではありません。あくまで、アプリがスマホ内のコンテンツを表示するだけで、Googleフォトに保存されることはありません。
そのため、アプリを通して見るだけであれば、アプリ側に個別の検閲は行われません。ただし、アップロードを行うと、Googleのシステムがコンテンツを検閲することがあるので、そこに違いが出てきます。
3. アプリのメディアアクセス許可が与えられた場合
Googleフォトのようなアプリにメディアアクセスを許可すると、アプリがスマホ内の写真や動画にアクセスすることができますが、そのデータがGoogleサーバーに送信されることはありません。ユーザーが明示的にアップロードを行うか、クラウドバックアップを有効にしない限り、アプリがユーザーのデータを送信することはありません。
つまり、アプリにメディアアクセス許可を与えただけでは、Googleフォトがスマホ内の全てのコンテンツをチェックすることはなく、ユーザーの意図しない検閲が行われることはありません。
4. アプリとクラウドの使い分け
Googleフォトや他のクラウドストレージサービスを使用する際は、アップロードする際にプライバシーを守りたいコンテンツを選別することが大切です。もし、クラウドにデータをアップロードしたくない場合、アプリの設定でバックアップをオフにしたり、クラウド同期を無効にすることができます。
また、スマホ内のデータをただ閲覧するだけであれば、Googleフォトにアップロードせずにローカルで保存しておくことも可能です。
まとめ
Googleフォトなどのクラウドサービスでの検閲は、主にアップロードされたコンテンツに対して行われます。アプリにメディアアクセスを許可しただけでは、スマホ内のデータがGoogleに送信されることはありません。ただし、クラウドバックアップを有効にすると、アップロードされたコンテンツがGoogleサーバーに保存され、その後検閲の対象となる可能性があります。プライバシーを守りながら利用するためには、アップロード設定を適切に管理することが重要です。
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