iCloudに写真や動画をアップロードする際、すべてのデータを同期するのではなく、特定のファイルだけを選択的にアップロードしたいと考える方も多いでしょう。この記事では、iPhoneやMacを使って、iCloudへのアップロードを制御する方法をご紹介します。
iPhoneで特定の写真や動画をiCloudにアップロードしない方法
iPhoneでは、カメラロールに保存された写真や動画が自動的にiCloudにアップロードされる設定になっています。しかし、特定のファイルだけをiCloudにアップロードしないようにすることが可能です。
一つの方法として、写真アプリで対象の写真や動画を開き、共有アイコン（左下の四角と上向き矢印）をタップします。次に、「ファイルに保存」を選択し、iPhone内のローカルフォルダに保存します。その後、元の写真や動画を削除することで、iCloudへのアップロードを防ぐことができます。なお、iPhone内のユーザーファイルはiCloudバックアップの対象外となるため、安心してローカル保存が可能です。
Macで特定のファイルをiCloudにアップロードしない方法
Macでは、「デスクトップ」や「書類」フォルダをiCloud Driveと同期する設定が可能です。この設定を有効にすると、これらのフォルダ内のファイルが自動的にiCloudにアップロードされます。
特定のファイルだけをiCloudにアップロードしないようにするには、まず「システム設定」から「Apple ID」を選択し、「iCloud」をクリックします。次に、「iCloud Drive」の設定で「デスクトップと書類」をオフにします。これにより、これらのフォルダ内のファイルがiCloudにアップロードされなくなります。ただし、既にアップロードされているファイルはiCloud Driveに残りますので、必要に応じて手動で移動や削除を行ってください。
iCloud DriveとiCloudフォトライブラリの同期設定
iCloud DriveとiCloudフォトライブラリは、それぞれ独立した同期機能を持っています。iCloud Driveでは、ファイルやフォルダを手動でアップロード・ダウンロードすることができます。iCloudフォトライブラリでは、写真や動画が自動的にアップロードされますが、設定でアップロードをオフにすることも可能です。
iCloudフォトライブラリの設定を変更するには、iPhoneの場合、「設定」>「[ユーザー名]」>「iCloud」>「写真」の順に進み、「iCloudフォトライブラリ」をオフにします。これにより、新たに撮影した写真や動画がiCloudにアップロードされなくなります。
まとめ
iCloudへのアップロードを制御することで、特定の写真や動画をiCloudに保存せず、デバイスのローカルにのみ保存することが可能です。iPhoneやMacの設定を適切に調整することで、必要なデータのみをiCloudに同期し、不要なデータのアップロードを防ぐことができます。これらの設定を活用し、iCloudのストレージを効率的に管理しましょう。
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