Azureでバックアップのアラートを設定する際、ジョブの失敗やデータ削除時にアラートを発火させることが可能です。しかし、セキュリティ持続性センターでのアラート作成やフィルター設定に困っている方も多いかもしれません。本記事では、Azureでバックアップのアラートを設定する方法と、「疑わしい挙動」に関するアラート条件について詳しく解説します。
1. Azureでバックアップアラートを設定する基本的な手順
まず、Azureのセキュリティセンターで組み込みのアラートを作成する必要があります。これにより、バックアップジョブの失敗やデータ削除に関するアラートが設定できます。設定には、トリガーとなるイベント(失敗や削除)を指定する必要があり、適切なフィルターを使って条件を設定することが大切です。
2. セキュリティ持続性センターでのアラート設定
Azureのセキュリティ持続性センターを利用することで、バックアップに関連する問題を監視できます。アラートの設定時には、特定のイベントやログに基づいてフィルタリングを行い、アラートを発火させます。バックアップの失敗やジョブの失敗に関連する「アクション」や「エラーコード」などを設定しておくことが重要です。
3. フィルター設定のポイント
フィルターの設定は非常に重要です。特定のエラーメッセージやバックアップの失敗イベント、ジョブの失敗、データの削除を検出するために、Azure MonitorやEvent Gridのログを使用します。ログに基づいて、失敗したジョブの詳細やバックアップステータスを把握し、適切なアラートを設定します。
4. 疑わしい挙動に対するアラート条件
「疑わしい挙動」のアラート条件は、通常の使用範囲を超えたアクセスや異常な操作、データ削除などを示します。具体的には、認証失敗が多い場合や、短時間で大量のデータが削除された場合、通常のアクセス元と異なるIPアドレスからのアクセスなどが「疑わしい挙動」に該当します。Azureのセキュリティ機能を活用して、これらの挙動を検出し、アラートを設定することが重要です。
5. まとめ
Azureでバックアップや疑わしい挙動に対するアラートを設定する際には、正確なフィルター設定と、発火するイベントの特定が必要です。バックアップが失敗した時やデータが削除された場合など、重要なイベントに基づいてアラートを設定し、セキュリティを強化することができます。これらを理解し、実際の環境に合わせた設定を行いましょう。
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