NordVPNのスマートDNS機能を使用する際に、IPがIPv6であることが原因で設定ができない問題に直面することがあります。この場合、IPv4に変更する必要がありますが、IPv6からIPv4への切り替え方がわからないという方も多いでしょう。この記事では、IPv4に切り替える方法について、分かりやすく解説します。
1. IPv6とIPv4の違いとは?
まず、IPv6とIPv4の違いを簡単に理解しておきましょう。IPv4は、従来のインターネット接続で使用されてきたIPアドレスの形式ですが、インターネットに接続するデバイスが増加する中で、IPアドレスの枯渇問題を解決するためにIPv6が導入されました。
IPv6は、より多くのIPアドレスを提供することができる新しい形式です。しかし、NordVPNのスマートDNS機能や特定のサービスは、IPv4のみで動作する場合があるため、IPv6を使用している場合、IPv4に変更する必要があるのです。
2. IPv4に切り替える手順
IPv6からIPv4に切り替える手順は、使用しているデバイスやネットワークによって異なりますが、一般的な方法を以下に示します。PC(Windows)を例に説明します。
Windows 10でIPv6からIPv4に切り替える方法:
- 「スタートメニュー」を開き、「ネットワーク接続」を検索して選択します。
- 「イーサネット」または「Wi-Fi」接続を右クリックし、「プロパティ」を選択します。
- 「インターネットプロトコルバージョン6(TCP/IPv6)」のチェックを外し、「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)」にチェックを入れます。
- 「OK」をクリックして設定を保存します。
これで、PCがIPv4を使用するようになります。
3. ルーターでIPv4を有効にする方法
もしルーターがIPv6接続を使用している場合、ルーター設定を変更してIPv4を有効にする必要があります。これもルーターの管理画面にアクセスして設定することができます。
一般的なルーターの設定方法:
- ルーターのIPアドレス(通常は「192.168.1.1」や「192.168.0.1」)をブラウザのアドレスバーに入力して、管理画面にログインします。
- 「ネットワーク設定」や「接続設定」を選択します。
- IPv6の設定を無効にするオプションを探し、無効にします。
- 設定を保存し、ルーターを再起動します。
ルーターの設定方法は機種によって異なるため、取扱説明書を確認してください。
4. 変更後の確認方法
IPv4に変更した後、設定が正常に反映されたか確認する方法があります。以下の手順で確認できます。
- 「スタートメニュー」から「コマンドプロンプト」を検索して開きます。
- コマンドプロンプトに「ipconfig」と入力し、Enterキーを押します。
- 「IPv4アドレス」が表示されていれば、IPv4接続が正常に設定されたことになります。
もし表示されない場合、設定が正しく反映されていない可能性があるため、再度設定を確認しましょう。
5. NordVPNのスマートDNS機能を再設定する
IPv4に切り替えた後、NordVPNのスマートDNS機能を再設定する必要があります。通常、スマートDNS機能の設定はNordVPNのアプリ内で行います。設定を開き、必要な情報を入力して、再度DNS機能を有効にします。
これで、NordVPNのスマートDNS機能を正常に利用できるようになります。
まとめ
NordVPNのスマートDNS機能を使用するためには、IPv6からIPv4に変更する必要があります。Windowsやルーターの設定を調整することで、IPv4を有効にすることができます。設定後は、正常にIPv4が使用されているかを確認し、NordVPNの設定を再度行うことで、問題なくスマートDNS機能を利用できます。
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