Googleフォトに保存している海外サイトのスクリーンショットや漫画、説明書などをPCで見ていて、「画像の中に書かれている外国語をそのまま日本語に翻訳したい」と思うことがあります。
現在はGoogleの機能だけでも画像内の文字を認識して翻訳できます。特にPCではGoogle翻訳の「画像」機能が分かりやすく、画像ファイルを指定すると画像内の文字を認識して翻訳できます。Google公式ヘルプでもPCから画像を選択して翻訳する方法が案内されています。[参照]
ただし、PC版Googleフォトに保存されている大量の写真を、ライブラリ全体で自動的に日本語化して保存する機能とは別物です。「写真を開くたびに翻訳したい」のか、「何百枚もの画像を一括処理したい」のかによって適した方法が変わります。
一番簡単なのはPC版Google翻訳の「画像」機能
数枚の画像を翻訳したい場合は、ブラウザ版Google翻訳が簡単です。Google翻訳を開き、上部の「画像」を選択して、PCにある画像ファイルを指定します。
原文の言語は自分で指定するほか、「言語を検出する」を利用できます。訳文を日本語にすれば、画像内から認識された外国語が翻訳されます。翻訳後のテキストをコピーしたり、翻訳した画像を利用したりできる機能も用意されています。[参照]
例えばGoogleフォトに「英語の商品説明を撮影した写真」が入っている場合、その画像をPCへ保存してGoogle翻訳の画像タブへ読み込ませれば、英語部分を日本語へ翻訳できます。
Googleフォトの写真はGoogleレンズでも翻訳できる
Googleには画像を解析するGoogleレンズもあり、画像内の文字を認識したり、その内容を検索したりできます。Google公式では、GoogleレンズがGoogle翻訳の対応言語へテキストを翻訳できることも案内されています。[参照]
PCでもGoogle検索から画像をアップロードしてGoogleレンズによる画像検索を利用できます。Google公式によると、PCではgoogle.comの画像検索アイコンからファイルをアップロードしたり、画像を検索欄へドラッグ&ドロップしたりできます。[参照]
したがって、「Googleフォトを見るための翻訳専用アプリ」を探さなくても、Googleフォト・Googleレンズ・Google翻訳を組み合わせれば、一般的な画像翻訳はかなり対応できます。
Googleフォト内の全画像を勝手に自動翻訳する機能とは違う
注意したいのは、「画像翻訳」と「Googleフォトのライブラリ全体を自動翻訳」は意味が違うことです。Google翻訳の画像機能は基本的に翻訳したい画像を指定して処理する仕組みです。
例えばGoogleフォトに1万枚の写真があり、その中に外国語のスクリーンショットが2,000枚あるとしても、それらをGoogleフォト上ですべて自動判定し、日本語版画像へ一括置換するという使い方ではありません。
「Googleフォトで写真を選ぶ→必要な画像だけ翻訳する」という用途ならGoogleの標準機能が向いていますが、大量画像の完全自動翻訳には別の仕組みが必要と考えると分かりやすいでしょう。
大量の画像を翻訳したいならOCR+翻訳という考え方になる
数百枚・数千枚の画像を自動処理したい場合は、OCR(画像内文字認識)と機械翻訳を組み合わせる方法があります。OCRで画像から文章を取り出し、その文章を翻訳サービスへ渡す仕組みです。
例えば「海外の資料を撮影した画像が500枚あり、全部から英語を抽出して日本語訳を一覧化したい」という用途なら、1枚ずつGoogle翻訳へ入れるより、OCRや翻訳APIを使ったバッチ処理のほうが適しています。
ただし、この方法はGoogleフォトの画面でそのまま利用する簡単な機能ではありません。画像のダウンロード、OCR、翻訳、結果の保存という処理を構築する必要があり、APIでは料金が発生する場合もあります。個人で数十枚程度を翻訳するだけなら、まずGoogle翻訳やGoogleレンズを試すほうが手軽です。
Chromeの「ページ翻訳」だけでは画像内の文字とは別
PCでChromeを利用していると、外国語サイトを開いた際に「日本語に翻訳」という機能が表示されます。しかし、これは主にWebページのテキストを翻訳するための機能です。[参照]
そのため、GoogleフォトをChromeで開いてページ翻訳を実行しただけで、写真の中に焼き付けられている英語や韓国語まで日本語へ置き換わる、と考えないほうがよいでしょう。
画像そのものに書かれた文字を読みたい場合は、ページ翻訳ではなくGoogle翻訳の画像翻訳やGoogleレンズを使うのがポイントです。
スクリーンショットなら画像翻訳との相性がよい
画像翻訳が特に便利なのは、SNSの投稿、海外通販の商品説明、ゲーム画面、Webページ、チャットなどのスクリーンショットです。文字が水平で鮮明に表示されている画像はOCRで認識しやすい傾向があります。
例えば韓国語のSNS投稿をスクリーンショットしてGoogleフォトへ保存している場合、その画像をGoogle翻訳の画像機能へ読み込ませて日本語を確認できます。外国語が分からなくても原文を手入力する必要がありません。
一方、Google公式も、小さな文字、不鮮明な文字、装飾されたフォントなどでは翻訳精度が低下する可能性があると説明しています。[参照]
漫画・ゲーム画面・手書き文字では誤訳にも注意
画像翻訳は便利ですが、表示された日本語が必ず正しいとは限りません。特に漫画の縦書き、特殊フォント、吹き出しが重なった文章、ゲーム固有の用語、固有名詞、手書き文字などでは認識や翻訳を間違えることがあります。
例えばキャラクター名を一般名詞として翻訳したり、短いセリフの主語を誤って補ったりすることがあります。意味が不自然なら、認識された原文をコピーして通常のGoogle翻訳へ入力し直す方法も有効です。
契約書、医療情報、金額、利用規約など正確性が重要な内容については、画像翻訳だけを根拠に判断せず、原文や専門家による翻訳も確認したほうが安全です。
結局どの方法を使えばいい?
用途ごとに整理すると、PCでGoogleフォトの画像を翻訳したい場合の選択肢は次のようになります。
| やりたいこと | 向いている方法 |
|---|---|
| 画像を1枚ずつ翻訳したい | Google翻訳の「画像」 |
| 画像内の文字を調べながら翻訳したい | Googleレンズ |
| 外国語のWebページ本文を翻訳したい | Chromeのページ翻訳 |
| 数百~数千枚を自動処理したい | OCR+翻訳APIなどの自動処理 |
特に「PCに表示したGoogleフォトの画像を何枚か日本語で読みたい」という程度なら、まず無料で利用できるGoogle翻訳・Googleレンズから試すのが分かりやすい方法です。
まとめ:PCでもGoogleフォトの画像は翻訳できる
PCでも画像内に書かれている外国語を翻訳する方法はあります。最も手軽なのは、Google翻訳の「画像」タブを利用する方法です。PCから画像を選択すると、画像内のテキストを認識して翻訳できます。
Googleレンズも画像内の文字を調べたり翻訳したりするときに便利です。一方、Chromeの通常のページ翻訳と画像内文字の翻訳は別の機能として考えたほうが分かりやすいでしょう。
Googleフォト内の全写真を常時・一括で自動翻訳する用途と、選んだ画像を翻訳する用途は分けて考えることが重要です。数枚~数十枚ならGoogle翻訳やGoogleレンズ、大量の画像を一括処理したい場合はOCRと翻訳APIなどの自動化を検討すると、目的に合った方法を選べます。


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