ahamo(アハモ)から別のキャリアへMNP(番号ポータビリティ)で乗り換えを考えている場合、端末の支払い状況が気になることがあります。特に「いつでもカエドキプログラム」を利用している場合、MNP転出時に端末の残債がどうなるのか、不安を感じる方も多いでしょう。
いつでもカエドキプログラムとは?
「いつでもカエドキプログラム」とは、ドコモが提供する端末購入サポートの一種で、特定の条件を満たせば端末の残債が免除される仕組みです。
主な特徴は以下の通りです。
- 購入から一定の期間(23カ月目以降など)に端末を返却すると、残りの分割支払いが免除される
- プログラムを利用するためには、ドコモが定める条件を満たす必要がある
- 端末の状態が悪い場合は、査定により別途費用が発生する可能性がある
このプログラムを利用すれば、残債の支払いを減らすことができますが、MNPと同時に適用されるかどうかは注意が必要です。
MNP転出時に端末の残債はどうなる?
ahamoでMNP予約番号を取得しようとすると、端末の残債が精算対象として表示されることがあります。これは、MNP予約番号を発行する時点での支払い状況を基に計算されるためです。
基本的に、「いつでもカエドキプログラム」の適用は、端末を返却した後に免除される仕組みのため、MNP予約番号を取得した時点では端末の残債が一時的に表示されます。
MNPと同時に端末返却は可能か?
結論から言うと、MNP転出と同時に端末を返却して残債を免除することはできません。
その理由は、ahamo(ドコモ)の「いつでもカエドキプログラム」が、ドコモの回線を契約している状態でのみ利用できるためです。
つまり、MNP転出によってahamoの回線契約が終了してしまうと、プログラムの適用条件を満たせなくなり、残債の免除を受けることができなくなります。
MNP転出前に取るべき対策
MNPと端末返却をスムーズに進めるために、以下の対策を検討しましょう。
1. 先に端末を返却し、プログラムを適用する
最も確実な方法は、MNP予約番号を取得する前に端末を返却し、いつでもカエドキプログラムの免除を適用しておくことです。
手順の例。
- ドコモの「いつでもカエドキプログラム」適用条件を確認する
- 端末を返却する(ドコモショップやオンライン返送など)
- 免除が適用されたことを確認する
- MNP予約番号を取得し、他社へ乗り換える
これにより、端末の残債が免除された状態で安心してMNP転出できます。
2. 端末の残債を一括精算してMNPする
もしMNPを急ぐ場合は、残債を一括精算してしまうのも一つの選択肢です。その後、端末を売却するなどして費用を回収することも可能です。
3. MNP転出後にプログラムが適用されるか確認する
一部のケースでは、MNP転出後でも端末返却が認められる場合があります。ドコモのサポートに問い合わせて、契約状況を確認しておくと安心です。
まとめ
ahamoからMNP転出する際に、「いつでもカエドキプログラム」を適用して端末の残債を免除するには注意が必要です。
- MNP予約番号を取得する前に端末を返却することで、免除が適用される
- MNP転出後はプログラムが適用されないため、転出前に手続きを進める必要がある
- 急ぐ場合は、端末の残債を一括精算してからMNPする方法もある
これらのポイントを押さえて、スムーズにMNP転出を進めましょう。
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