最近、UPS JAPANを名乗る不審なメールが送られてきたという報告が増えています。メールでは、荷物の到着予定があるが住所や名前に不備があるため、情報を求められるという内容です。このようなメールが本物か詐欺かを見分ける方法について、注意すべき点を解説します。
UPSが個人情報を求めることはない
UPSを含む多くの大手物流企業は、顧客から直接個人情報を求めることはありません。実際、UPSは公式サイトで「個人情報を尋ねることはない」と明言しています。このため、もしUPSを名乗るメールが個人情報を要求している場合、それは詐欺の可能性があります。
詐欺メールの多くは、緊急性を煽ったり、正規の企業名を騙ることで受信者に情報を送らせようとします。特に、「輸入通関に進めない」という理由で情報を求める手法は、よくある手口です。
詐欺メールの特徴
詐欺メールにはいくつかの共通する特徴があります。まず、送信元のメールアドレスが公式でない場合が多いです。例えば、正規のUPSメールアドレスは「@ups.com」ですが、詐欺メールでは似たような名前のドメイン(例えば「@ups-service.com」など)を使用することがあります。
また、メールに記載されている電話番号や連絡先が不審な場合も注意が必要です。公式なUPSのサポート番号はウェブサイトに記載されていますが、詐欺メールに記載された番号が公式のものと一致しない場合、そのメールは詐欺の可能性が高いです。
疑わしい場合は公式ウェブサイトで確認
詐欺メールを受け取った場合、まずは公式ウェブサイトを訪れて、自分の荷物の状況を確認することが大切です。UPSの公式サイトでは、荷物の追跡番号を入力することで、現在の荷物の状態をリアルタイムで確認できます。
また、公式の連絡先を使用して、UPSのカスタマーサポートに直接問い合わせることも有効です。疑わしいメールが届いた場合、公式な方法で情報を確認しましょう。
詐欺メールの例と対処法
実際に受け取った詐欺メールの例としては、以下のような内容が考えられます。
- 「荷物の配送に必要な情報が不完全なため、発送を保留しています。急いで情報を提供してください」
- 「追跡番号〇〇〇〇〇〇に関連する問題が発生しました。詳細を確認するため、指定されたメールアドレスに返信してください」
このようなメールを受け取った場合は、メールに返信せず、リンクをクリックしないようにしましょう。正規の企業から送られてきたものかどうかを、公式のサイトやサポートに問い合わせて確認することが最も安全です。
まとめ
UPSを名乗る詐欺メールは、個人情報を盗むことを目的としています。UPSは個人情報を要求することはないため、そのようなメールが届いた場合は詐欺の可能性が高いです。疑わしい場合は、公式のウェブサイトで情報を確認したり、カスタマーサポートに直接問い合わせたりすることが重要です。常に慎重に行動し、詐欺から身を守りましょう。
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