Internet Explorer 8(IE8)には、Webページ上の文字を選択した際に、検索や翻訳などの外部サービスをすぐに利用できる便利な機能が搭載されていました。
この記事では、IE8でテキスト選択時に表示される機能の名称や仕組み、どのような用途で使われていたのかについて詳しく解説します。
IE8でテキスト選択時に利用できる機能の名称
Internet Explorer 8で、選択したテキストから検索や翻訳などの外部サービスを実行できる機能は「アクセラレータ(Accelerators)」と呼ばれています。
アクセラレータは、Webページ内の文字を選択した際に表示される青い矢印のアイコンから利用できるIE8独自の機能でした。
例えば、ページ内にある英単語を選択して翻訳サービスを実行したり、住所を選択して地図検索を行ったりするなど、コピーして別サイトを開く手間を省くことができました。
アクセラレータが登場した背景
IE8が登場した2009年前後は、Webブラウザにさまざまな便利機能を追加する流れが強まっていた時代でした。
Microsoftは、ユーザーがWebページを閲覧しながら必要な情報へ素早くアクセスできるようにするため、アクセラレータという仕組みを導入しました。
従来は文章をコピーして検索サイトや翻訳サイトへ移動する必要がありましたが、アクセラレータを使うことでブラウザ内で簡単に操作できるようになりました。
アクセラレータでできたこと
アクセラレータでは、選択した文字列に対してさまざまなオンラインサービスを実行できました。
代表的な利用例には以下のようなものがあります。
- 選択した文章を検索エンジンで調べる
- 外国語の文章を翻訳する
- 住所を地図サービスで確認する
- 単語の意味を辞書サービスで調べる
- メール作成などの操作を呼び出す
例えば、海外サイトを閲覧中に分からない英単語を選択すると、そのまま翻訳アクセラレータを利用して意味を確認できました。
アクセラレータの使い方
IE8でアクセラレータを利用する基本的な流れは、非常にシンプルでした。
- Webページ上の文字をマウスで選択する
- 表示されたアクセラレータのアイコンをクリックする
- 利用したいサービスを選択する
- 検索や翻訳結果を確認する
また、利用するアクセラレータは追加や変更が可能で、ユーザーの好みに合わせて検索サービスなどを設定できました。
アクセラレータが現在あまり使われなくなった理由
アクセラレータは当時としては便利な機能でしたが、現在ではほとんど利用されていません。
その理由は、後継となるブラウザの拡張機能や標準機能が発展し、同じような操作をより便利に行えるようになったためです。
現在のWebブラウザでは、文字選択から検索、翻訳、共有などを直接実行できる機能が標準搭載されているため、IE8のアクセラレータの役割は別の形へ引き継がれています。
まとめ
Internet Explorer 8で、テキスト選択時に検索や翻訳などの外部サービスを実行できるボタン機能の名称は「アクセラレータ(Accelerators)」です。
アクセラレータは、文字をコピーして別のサイトへ移動する手間を減らし、Web閲覧中に必要な情報へ素早くアクセスするための機能でした。
現在ではIE8自体が利用される機会は少なくなりましたが、アクセラレータは現代のブラウザに搭載されている検索・翻訳連携機能の先駆けとなった機能のひとつです。


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