iCloud Driveに写真や動画をアップロードしようとした際に、「Uploading folders to iCloud Drive is not supported. Only files can be uploaded using your web browser.」というエラーメッセージが表示されることがあります。
これは、iCloud Driveのウェブ版(iCloud.com)ではフォルダのアップロードがサポートされていないために発生します。本記事では、この問題の詳細と、写真や動画をスムーズにアップロードする方法を解説します。
iCloud Driveのウェブ版ではフォルダをアップロードできない
iCloud Driveのウェブ版(iCloud.com)では、フォルダ単位でのアップロードができません。アップロードできるのは、個別のファイルのみです。
そのため、フォルダごとドラッグ&ドロップしようとすると、エラーメッセージが表示され、アップロードが拒否されてしまいます。
iCloud Driveに写真や動画をアップロードする方法
フォルダごとアップロードできない場合でも、以下の方法を試せばスムーズに写真や動画を保存できます。
1. ファイルを個別にアップロードする
フォルダではなく、ファイル単体を選択してアップロードすれば問題なく保存できます。
- iCloud.comにログイン
- 「iCloud Drive」を開く
- 「アップロード」ボタンをクリック(またはドラッグ&ドロップ)
- 写真や動画のファイルを個別に選択
- アップロードを開始
フォルダ内のファイルをすべて選択してアップロードすれば、手作業にはなりますが、一括アップロードが可能です。
2. フォルダごとアップロードする方法(MacまたはWindows)
フォルダごとアップロードしたい場合は、以下の方法を使います。
Macの場合
- 「システム設定(システム環境設定)」を開く
- 「Apple ID」→「iCloud」を選択
- 「iCloud Drive」を有効にする
- Finderで「iCloud Drive」フォルダを開く
- フォルダごとiCloud Driveにドラッグ&ドロップ
この方法なら、フォルダ構成を保ったままアップロードできます。
Windowsの場合
- Apple公式サイトから「iCloud for Windows」をダウンロード
- インストール後、iCloud Driveを有効にする
- エクスプローラーで「iCloud Drive」を開く
- フォルダごとドラッグ&ドロップ
WindowsでもiCloud Driveをローカルストレージのように扱えるので、フォルダごとアップロード可能です。
アップロードできないファイルがある場合の対処法
一部のファイルだけがアップロードできない場合、以下の点を確認しましょう。
- ファイルサイズが大きすぎる – iCloud Driveでは、ファイルサイズの上限が50GBまでです。超過していないか確認してください。
- 対応していないファイル形式 – iCloud Driveはほとんどの形式に対応していますが、一部の特殊なファイル(システムファイルなど)はアップロードできません。
- インターネット接続の問題 – Wi-Fiが不安定な場合、アップロードに失敗することがあります。
- ストレージ容量を確認 – iCloudのストレージがいっぱいになっていないか「設定」→「iCloud」からチェックしてください。
まとめ
iCloud Driveのウェブ版ではフォルダを直接アップロードできないため、ファイルを個別にアップロードするか、MacやWindowsのiCloud Driveを利用する方法が有効です。
また、アップロードできないファイルがある場合は、サイズやストレージ容量、インターネット接続などを確認しましょう。適切な方法を選べば、スムーズに写真や動画をiCloud Driveに保存できます。
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