ガラケーからガラホへ機種変更した後、「以前は使えていた場所で圏外になる」「会社の敷地内で通話できない場所が増えた」という問題が発生することがあります。特に通話専用で利用している場合、Wi-Fi環境を整備すれば改善できるのか疑問に感じる方も多いでしょう。
この記事では、ガラホの通話機能とWi-Fiの関係、圏外になる原因、広い敷地内で携帯電話を安定して利用するための対策について解説します。
携帯電話の通話とWi-Fi通信は基本的に別の仕組み
一般的な携帯電話の通話は、携帯電話会社の基地局から発信されるモバイル通信の電波を利用しています。一方、Wi-Fiはインターネットへ接続するための無線通信であり、携帯電話の通話電波そのものを強くするものではありません。
そのため、モバイルデータ通信やSPモードを契約していない通話専用のガラホの場合、敷地内にWi-Fiを設置しても通常の電話通話の圏外問題が直接解決することはありません。
例えば、自宅や会社にWi-Fiルーターを設置しても、携帯電話会社の基地局からの電波が届かない場所では、通常の電話番号を使った通話はできない可能性があります。
ガラケーからガラホへ変更後に電波状況が変わる理由
機種変更後に圏外が増えた場合、単純に利用場所の問題だけではなく、端末や通信方式の違いが影響している可能性があります。
3Gサービス終了に伴い、以前のガラケーでは3G回線を利用していた場所でも、ガラホでは4G LTEなど別の通信方式を利用するようになりました。通信方式が変わることで、建物内部や障害物が多い場所で電波状況が変化する場合があります。
例えば、鉄骨造の工場や倉庫、地下設備がある場所では、特定の周波数帯の電波が届きにくくなり、以前使用できた場所でも圏外になるケースがあります。
Wi-Fiを利用した通話なら改善できる場合がある
通常の携帯電話回線ではなく、Wi-Fiを利用した通話機能を使える端末や契約であれば、電波問題を改善できる可能性があります。代表的なものとしてWi-Fi通話(VoWiFi)があります。
Wi-Fi通話は、携帯電話の基地局ではなくインターネット回線を利用して音声通話を行う仕組みです。そのため、携帯電話の電波が弱い場所でも、安定したWi-Fi環境があれば通話できる場合があります。
ただし、すべてのガラホや料金プランがWi-Fi通話に対応しているわけではありません。利用している端末やドコモのサービス対応状況を確認する必要があります。
広い会社敷地で携帯電話を改善する方法
会社の敷地が広く、複数箇所で圏外が発生している場合、単純なレピータ設置だけでは十分な改善が難しい場合があります。
改善策としては、以下のような方法があります。
- ドコモへ電波調査を依頼する
- 屋内アンテナや基地局設備の導入を検討する
- Wi-Fi通話対応端末への変更を検討する
- 業務用IP電話や内線システムを導入する
例えば工場や倉庫など広い施設では、携帯電話会社に現地調査を依頼し、電波状況を確認した上で設備対策を行うことがあります。
ドコモへ相談する際に伝えるべき情報
携帯電話の電波改善を依頼する場合は、単に「繋がらない」と伝えるだけではなく、具体的な状況を伝えることが重要です。
以下の情報を整理して相談すると、原因調査が進みやすくなります。
- 圏外になる場所の範囲
- 建物の種類や構造
- 利用している端末の機種名
- 発生する時間帯
- 以前の端末では利用できていたか
特に「3G終了後の機種変更から発生した」「特定の場所だけ利用できない」という情報は、電波調査を行う際の重要な判断材料になります。
まとめ
通話専用のガラホでは、通常の電話通話は携帯電話会社の電波を利用するため、敷地内にWi-Fiを整備しただけでは圏外問題が解決しない場合があります。
ただし、Wi-Fi通話に対応した端末やサービスを利用できる場合は、電波が弱い場所でも改善できる可能性があります。
広い会社敷地で複数台の携帯電話を利用している場合は、まずドコモへ電波調査を依頼し、端末変更や設備導入など状況に合った対策を検討することが重要です。


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