デジカメやドライブレコーダーのWi-Fi機能を使ってスマホと接続し、画像や動画を確認・ダウンロードする際にパケット代が発生するのか疑問に思う人は多いでしょう。この記事では、その仕組みと注意点について詳しく解説します。
デジカメやドラレコのWi-Fi接続とは?
デジカメやドラレコにはWi-Fi機能が搭載されているモデルがあります。このWi-Fi機能は、通常のインターネット用のWi-Fiとは異なり、ルーターを介さずに機器自体がWi-Fiアクセスポイント(親機)となり、スマホなどのデバイスを直接接続できる仕組みです。
この接続を利用することで、スマホの専用アプリを使い、写真や動画をリアルタイムで閲覧したり、ダウンロードしたりすることができます。
Wi-Fi接続時にパケット代はかかるのか?
結論から言うと、機器のWi-Fiに接続している間はモバイルデータ通信を使用しないため、パケット代はかかりません。
通常、スマホはモバイルデータ通信(4G/5G)を利用してインターネットに接続しますが、デジカメやドラレコのWi-Fiを使う場合はスマホのWi-Fi設定をその機器に切り替えて直接接続するため、モバイルデータ通信が遮断されます。
ただし、スマホがモバイルデータ通信とWi-Fiを同時に使用できる設定になっていると、知らないうちにデータ通信をしている可能性もあるため注意が必要です。
デジカメやドラレコのWi-Fi接続の仕組み
デジカメやドラレコがWi-Fiを出せる理由は、それらの機器にWi-Fiモジュールが内蔵されているためです。通常のWi-Fiルーターのようにインターネット回線には接続しませんが、機器とスマホ間でデータのやり取りをするためのローカルネットワークを構築することができます。
この仕組みを利用することで、スマホのアプリを通じて機器内のデータを閲覧・ダウンロードしたり、リモート操作したりすることが可能になります。
Wi-Fi接続時の注意点
デジカメやドラレコのWi-Fiを利用する際に注意すべきポイントをいくつか紹介します。
- スマホのモバイルデータ通信が有効になっていると、通信料が発生する可能性がある
- インターネットには接続できない(デジカメやドラレコのWi-Fiはあくまでローカル接続)
- バッテリー消費が激しくなる(特にデジカメやドラレコ側の消費が増える)
- 転送速度が機器によって異なる(Wi-Fi 5GHz対応なら速いが、2.4GHzは遅め)
パケット代を発生させないための設定
デジカメやドラレコのWi-Fiを使用する際に、スマホのモバイルデータ通信を無駄に消費しないようにするには、以下の設定を確認してください。
- スマホの設定で「モバイルデータ通信」をオフにする
- Wi-Fiアシスト(iPhone)やスマートネットワークスイッチ(Android)をオフにする
- データ通信を節約したい場合は、スマホの「機内モード」をオンにしてWi-Fiだけ有効にする
まとめ
デジカメやドラレコのWi-Fi接続を利用する際は、モバイルデータ通信を使用しないため、基本的にパケット代はかかりません。 しかし、スマホの設定によってはモバイルデータ通信が並行して使用される場合があるため、事前に設定を見直すことをおすすめします。
また、Wi-Fi接続によるデータ転送は、機器によって転送速度や安定性が異なるため、必要に応じてUSBケーブルなどの別の方法でデータを移行することも検討すると良いでしょう。
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