Firefox 52 ESR前後の旧アドオン時代に保存していたブックマークを、現在のFirefoxへ移行しようとして読み込みに失敗するケースがあります。特に長期間利用していなかったプロファイルや古いバックアップデータを扱う場合は、ブックマークの保存形式やプロファイル構造の違いによって正常にインポートできないことがあります。この記事では、Firefox 52世代のブックマークを現行版へ移行する際の考え方や、中継バージョンが必要になるケースについて解説します。
Firefox 52時代のブックマーク保存形式を確認する
まず重要なのは、どの形式でブックマークが残っているかを確認することです。
Firefoxでは主にHTML形式のエクスポートファイルと、JSONまたはJSONLZ4形式のバックアップファイルが利用されてきました。
| 形式 | 特徴 |
|---|---|
| HTML | 他ブラウザでも読み込みやすい |
| JSON | Firefox専用のバックアップ形式 |
| JSONLZ4 | 近年のFirefoxで利用される圧縮形式 |
HTML形式で残っている場合は、現行Firefoxでも比較的容易にインポートできます。
現行Firefoxで読み込めない原因
Firefox 52のブックマークそのものが問題なのではなく、バックアップファイルの状態やプロファイル構造に原因がある場合があります。
例えば古いplaces.sqliteファイルだけが残っている場合や、プロファイル全体を直接移行しようとしている場合は認識されないことがあります。
また、ファイル破損や文字コードの問題によってインポートが失敗するケースも存在します。
中継バージョンとして利用されることが多い世代
旧アドオンからWebExtensionsへ移行したFirefox Quantum以前後の世代が中継役として利用されることがあります。
実際には特定バージョンが必須というよりも、Firefox 56~60 ESR付近で一度プロファイルを読み込ませ、その後に最新バージョンへ移行する方法が試されることがあります。
ただし環境によって成功するケースとしないケースがあるため、必ずバックアップを作成してから作業を行うことが重要です。
おすすめの移行方法
ブックマーク移行では次の順序で確認すると効率的です。
- HTMLバックアップの有無を確認する
- JSONバックアップの有無を確認する
- 古いプロファイルを別環境で起動する
- 中継バージョンで読み込む
- HTML形式で再エクスポートする
- 最新Firefoxへインポートする
HTML形式へ変換できれば、その後の移行はかなり容易になります。
places.sqliteしか残っていない場合
古いFirefoxユーザーでは、ブックマークデータベースであるplaces.sqliteのみが残っているケースがあります。
この場合は同世代のFirefoxプロファイルへ組み込み、一度Firefox上でブックマークを認識させる方法が利用されることがあります。
その後HTML形式でエクスポートできれば最新環境へ移行しやすくなります。
移行作業で注意したいポイント
古いFirefox本体をインストールする際は、現在利用中のFirefoxプロファイルを上書きしないよう注意が必要です。
可能であれば仮想環境や別PC、ポータブル版などを利用して作業するのが安全です。
また、作業前には元データを複数箇所へバックアップしておくことをおすすめします。
まとめ
Firefox 52世代のブックマークは、保存形式によっては現行版でも読み込めますが、古いプロファイルやplaces.sqliteからの移行では中継バージョンが必要になることがあります。一般的にはFirefox 56~60 ESR付近を利用して一度ブックマークを復元し、HTML形式へ変換してから最新Firefoxへインポートする方法が有効です。まずはバックアップ形式を確認し、HTMLまたはJSONファイルの有無を調べることから始めましょう。


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