iCloudのストレージプランを変更する際、データの引き継ぎやバックアップに関して不安を感じる方も多いでしょう。特にファミリー共有から個別契約へ移行する場合、どのような手順を踏めばデータを安全に保持できるのかを詳しく解説します。
iCloudストレージプランの基本ルール
iCloudのストレージプランは、契約者が選んだ容量に応じて使用可能なクラウド容量が決まります。ファミリー共有のメンバーは、管理者のストレージを利用できますが、個別契約に切り替えると、それぞれ独立したストレージを持つことになります。
ファミリー共有から個別契約への移行手順
現在、2TBのプランを契約し、ファミリー(2名)で利用している状況から、200GBの個別契約に切り替える際の具体的な手順を紹介します。
ステップ1: 家族が200GBを契約
家族メンバーが、まず200GBのiCloudストレージを契約します。
この手順により、ファミリー共有ストレージの使用をやめ、個別のストレージへ移行する準備が整います。
ステップ2: ファミリー共有を脱退
個別契約を完了したら、家族メンバーはファミリー共有から脱退します。
iPhoneやMacの「設定」→「Apple ID」→「ファミリー共有」→「ファミリー共有を終了」から操作が可能です。
ステップ3: 管理者が200GBにダウングレード
すべての家族メンバーが脱退した後、管理者は2TBの契約を200GBへ変更します。
「設定」→「Apple ID」→「iCloud」→「ストレージを管理」→「プラン変更」から実行可能です。
ストレージ変更後のデータへの影響
ファミリー共有から個別契約に切り替えた際、各ユーザーのデータの取り扱いについて整理しておきましょう。
1. 写真や動画
個別契約に移行後、iCloudフォトライブラリは新しいストレージプランに従って管理されます。
2TBから200GBに減ることで、保存データが上限を超える場合、iCloud上の一部の写真や動画が同期できなくなる可能性があります。
2. バックアップデータ
iPhoneやiPadのバックアップも、新しいストレージの制限内で管理されます。
容量が不足すると、最新のバックアップが作成できなくなるため、ローカル(PCやMac)へのバックアップも検討しましょう。
3. iCloud Drive
iCloud Driveに保存されたデータも、新しい契約プランに応じた容量制限を受けます。
ダウングレード後にストレージ容量がオーバーすると、新規データの保存が制限されます。
移行時の注意点
- ファミリー共有を脱退する前に、新しいプランを契約する。
- データ量が契約後のストレージ容量を超えないか確認する。
- 重要なデータはPCや外部ストレージにバックアップしておく。
まとめ
ファミリー共有から個別契約への移行は可能ですが、適切な手順を踏むことが重要です。
データの安全性を確保するためにも、事前にバックアップを取り、新しい契約のストレージ容量に収まるよう調整しておくと安心です。
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