iCloudを利用していると、写真やデータがクラウドに同期され、複数のデバイス間で共有される便利な機能を享受できます。しかし、iCloudに同期されている写真だけをデバイスに残したいと考えた場合、デバイスの写真を一度削除することによって、iCloudとの同期でどのような結果になるのか疑問に思うこともあるでしょう。この記事では、iCloud同期後にデバイスの写真を削除した場合にどうなるのかについて解説します。
iCloudとデバイスの写真同期の仕組み
iCloudに写真を同期する仕組みは、デバイス上で撮影した写真を自動的にiCloudにアップロードし、他のデバイスと同期されるというものです。これにより、どのデバイスでも同じ写真を確認することができ、バックアップとしても便利です。
iCloudフォトライブラリを有効にしている場合、写真はクラウドに保管され、デバイスのストレージを節約するために、低解像度のサムネイルとして表示されることがあります。この状態でも、インターネットに接続していれば、いつでも元の写真をフル解像度で表示することができます。
デバイスの写真を削除するとどうなるか?
デバイスの写真を削除した場合、iCloudに同期された写真はどのように扱われるのか?基本的には、iCloudで同期されている写真を削除しても、iCloud内にはその写真が残ります。ただし、写真の削除方法や同期のタイミングによって、状況が変わる可能性があります。
例えば、デバイス上で写真を手動で削除した場合、その写真はiCloud内の「最近削除した項目」フォルダに移動し、30日以内であれば復元できます。しかし、この削除がiCloud同期のタイミングと一致した場合、iCloud側でも削除される可能性があるため注意が必要です。
写真を削除した後、iCloudにある写真だけが復活するのか?
デバイスで写真を削除しても、iCloudに同期されている写真は基本的に削除されません。しかし、iCloudフォトライブラリが有効になっている場合、デバイス側で写真を削除すると、その変更はiCloudにも反映されることがあります。逆に、iCloudから削除された写真が復活することは基本的にありません。
「iCloudにある写真のみが復活する」というわけではなく、デバイス上の削除がiCloudにも反映されることになります。つまり、iCloudの写真がデバイスに復活するためには、別の方法(例えば、iCloud.comから写真を手動でダウンロード)を利用する必要があります。
iCloud写真の管理方法
写真をiCloudに同期していると、デバイスのストレージ容量を節約できる反面、写真の管理が少し難しく感じることもあります。iCloudに写真を保管したい場合、ストレージ設定を調整することで、デバイス上のストレージを効率的に使いながら、iCloudをバックアップとして活用できます。
また、iCloudの写真設定を見直すことによって、不要な写真が同期されるのを防ぐこともできます。例えば、特定のアルバムをiCloudにアップロードする際、選択的に同期するオプションを使用することが可能です。
まとめ
iCloudに同期されている写真をデバイスから削除する場合、iCloud内にはその写真が残るため、再度iCloudを通じて写真を取得することができます。ただし、デバイスで削除した写真がiCloudに反映されることがあるため、慎重に操作を行うことが大切です。iCloudの同期設定を適切に管理することで、必要な写真だけをデバイスに残すことができます。
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