Windows 11でWake on LAN(WOL)を使用してPCを遠隔で起動させようとしている際に、スリープから1分以内であれば起動できるが、それを過ぎると起動しないという問題が発生することがあります。この記事では、その原因と解決策について詳しく解説します。
Wake on LANの基本的な仕組み
Wake on LAN(WOL)は、ネットワーク経由でPCを起動させる技術です。通常、ネットワークカードは電力が供給されていない状態でも、マジックパケットを受け取ることができ、その信号を基にPCを起動します。
WOLが正常に機能するためには、PCのネットワークカードとマザーボードがこの機能をサポートしており、BIOS設定やネットワーク設定が正しく行われている必要があります。
なぜスリープから1分以内でしか起動できないのか?
スリープから1分以内にPCが起動できる場合、それはネットワークカードが一時的に電力を保持しており、マジックパケットを受信できているためです。しかし、1分以上経過すると、ネットワークカードの電源が完全に切れてしまい、WOL信号に反応しなくなることがあります。
これが発生する原因として考えられるのは、PCの設定やネットワークカードの省電力設定、さらにはルーターや接続の問題です。特に、ルーター側の設定やネットワークの経路に問題がある場合、WOL信号が正しく届かないことがあります。
解決策1: ネットワークカードとBIOS設定を確認
まずは、PCのBIOS設定を確認し、「Wake on LAN」や「Power on by PCI-E」などのオプションが有効になっているかを確認します。多くのPCでは、これらの設定を有効にすることでWOLが機能するようになります。
次に、Windowsの「デバイスマネージャー」を開き、ネットワークアダプターの設定を確認します。ネットワークアダプターの「省電力設定」を無効にすることで、WOLがより安定して動作するようになることがあります。
解決策2: ルーターの設定を確認
WOL信号は、通常、UDPポート9を使用して送信されます。ルーターがこのポートを適切に転送する設定になっていないと、マジックパケットが届かず、PCが起動しないことがあります。ルーターの設定画面でUDPポート9を開放し、転送設定を確認してください。
また、ルーターがブロードキャストパケットを許可しているかも確認してください。特に、グローバルIPアドレスを使って外部からWOLを試みる場合は、ポートフォワーディングやNAT設定が適切に行われていることが重要です。
解決策3: ソフトウェアやアプリの設定を確認
WOLを使用する際、専用のソフトウェアやスマホアプリを使用する場合、その設定が正しいか確認することも重要です。例えば、スマホからWOLを送信する場合、IPアドレスやポート番号の設定が間違っていると、マジックパケットが届かないことがあります。
また、WOLをトリガーするタイミングや送信方法を設定している場合は、それが正しく機能しているか再確認することが解決の鍵となります。
まとめ:WOLの設定を確認して問題を解決しよう
Windows 11のWake on LANがスリープから1分以内に起動し、その後起動しない場合、PCの設定やネットワークの設定を見直すことが重要です。ネットワークカードの設定、BIOS設定、ルーターの設定を確認し、適切に設定を行うことで、外部からでも安定してWOLを使用できるようになるでしょう。


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