新築戸建てやリフォーム住宅で各部屋にLANコンセント(情報コンセント)が設置されている場合、正しい配線構成を理解しないと有線LANは利用できません。本記事では、ドコモ光+RX-600MI環境における戸建てLAN配線の基本構造と、各部屋のLANコンセントを有効活用するための正しい接続方法を、初心者にもわかりやすく体系的に解説します。
戸建てLAN配線の基本構造を理解する
戸建て住宅のLAN配線は、多くの場合「スター配線方式(集中配線方式)」になっています。
これは、各部屋のLANコンセントがすべて1か所の集中配線盤(マルチメディアコンセント・情報分電盤)に集約されている構造です。
つまり、各部屋同士が直接つながっているのではなく、必ず「集中ポイント」を経由して通信が行われます。
現在の構成を整理すると見える配線構造
質問の環境構成を整理すると以下の構造になります。
- 光コンセント → RX-600MI(ONU一体型ルーター)
- RX-600MI LANポート → 近くのPC(有線)
- RX-600MI 無線LAN → 離れた部屋(無線)
- マルチメディアコンセント内にLANポート複数あり
この構造から分かるのは、各部屋LANコンセントはRX-600MIと物理的に接続されていないという点です。
LANコンセントが使えない理由
現在LANコンセントが使えない理由は非常にシンプルです。
RX-600MIと集中配線盤(マルチメディアコンセント)がLANケーブルで接続されていないため、信号が各部屋に流れていません。
LAN配線は電気と違い、自動的に流れるものではなく「物理接続」が必要です。
正しい配線構成(基本構成図イメージ)
正しい構成は以下のようになります。
光コンセント → RX-600MI →(LANケーブル)→ マルチメディアコンセント(集中配線盤) →(壁内LAN配線)→ 各部屋LANコンセント → PC/機器
具体的な接続方法
必要な作業は非常にシンプルです。
① RX-600MIのLANポートとマルチメディアコンセントのLANポートを接続
接続方法。
- RX-600MIの「LANポート」 → LANケーブル → マルチメディアコンセント内のLANポート
※WANポートには絶対に接続しません。
② 各部屋側のLANコンセントにPCを接続
各部屋の壁LANポートにLANケーブルを挿し、PCや機器に接続します。
LANポートが複数ある場合の注意点
マルチメディアコンセント内にLANポートが複数ある場合。
- 1ポート = 1部屋に対応
- 接続したポートの部屋のみ有効化
複数部屋を同時に使いたい場合は、スイッチングハブ(LANハブ)が必要になります。
ハブを使う構成例
RX-600MI LAN → ハブ → 各LAN配線ポート → 各部屋
よくある間違い配線パターン
- WANポートにLAN配線を接続する
- ONU直結配線をする
- ルーター二重接続構成
- ハブ未使用で複数部屋接続しようとする
これらは通信障害・接続不可の原因になります。
機器構成パターン別の正解
| 構成 | 必要機器 |
|---|---|
| 1部屋のみ有線 | LANケーブル1本 |
| 複数部屋有線 | スイッチングハブ+LANケーブル |
| Wi-Fi拡張 | アクセスポイント or メッシュWi-Fi |
初心者向け最小構成の実例
最小構成。
RX-600MI LAN → LANケーブル → マルチメディアコンセント1ポート → 壁LAN → PC
これだけで有線LAN通信が成立します。
なぜ無線LANカードは不要になるのか
有線LAN配線が完成すると、無線LANカードは不要になります。
有線LANは。
- 通信速度が安定
- 遅延が少ない
- セキュリティが高い
- 業務利用に最適
まとめ
戸建てLANコンセントを有効活用するために必要なのは、RX-600MIのLANポートと集中配線盤(マルチメディアコンセント)をLANケーブルで接続することです。
WANポート接続や特別な設定は不要で、物理配線のみで有線LAN網は完成します。
複数部屋を同時に使う場合はスイッチングハブを追加するだけで簡単に拡張可能です。
この構成を理解すれば、戸建て住宅のLANコンセントはすべて有効な高速有線ネットワークとして活用できるようになります。


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