FlashAirは一眼レフで撮影した写真をスマホへ無線転送できる便利なSDカードですが、設定や通信状態、アプリ挙動によって正常に表示・転送されないトラブルが発生することがあります。特に「一定枚数までしか取り込めない」「接続できるのに写真が表示されない」という現象は、設定やキャッシュ不整合が原因であるケースが多く見られます。
FlashAirで21枚までしか取り込めない主な原因
FlashAirで転送枚数が制限されるように見える場合、物理的な制限ではなくシステム上の挙動による問題であることがほとんどです。
主な原因としては、アプリ側のキャッシュ不整合・インデックス読み込み不良・通信タイムアウトなどが挙げられます。
FlashAirアプリは内部でカード内の画像リストをインデックス管理しており、通信が不安定な状態で読み込みが中断されると、途中までしか認識されないケースがあります。
写真を削除した後に表示されなくなる理由
カメラ側で写真を削除すると、FlashAir内部のインデックス情報と実データの整合性が崩れることがあります。
その結果、接続はできるが画像一覧が空になるという症状が発生します。
これはFlashAirの内部データベースが更新されず、アプリ側が正しいファイル構造を認識できなくなることが原因です。
復旧させるための基本対処手順
以下の手順を順番に実行することで復旧するケースが非常に多いです。
① カメラの電源OFF → FlashAirを取り出す
② PCにFlashAirを接続
③ カード内の写真を一度すべてバックアップ
④ FlashAirを完全フォーマット(PCフォーマットではなくカメラ本体フォーマット推奨)
⑤ カメラに戻して再度撮影
⑥ スマホのWiFi設定からFlashAirのSSIDを一度削除
⑦ FlashAirアプリを再インストール
⑧ 再接続して再読み込み
この手順でインデックス再構築+通信リセットが行われ、表示不具合が解消されます。
Canon EOS Kissとの組み合わせで起きやすい注意点
Canon EOS Kissシリーズでは、省電力設定やオートパワーオフ機能によりWiFi通信が途中で遮断されやすい傾向があります。
また、RAW+JPEG撮影時はファイル容量が大きく、FlashAirの転送処理がタイムアウトしやすくなります。
実例として、JPEGのみ撮影に切り替えたことで安定転送できるようになったケースも多く報告されています。
アプリ側で確認すべき設定項目
FlashAirアプリでは以下の項目も重要です。
・自動再読み込み設定
・キャッシュ保持設定
・バックグラウンド通信許可
・モバイル通信併用設定
これらが無効化されていると、正常に画像一覧が更新されない場合があります。
再発防止のための運用ポイント
安定運用のためには以下が効果的です。
・大量転送は分割して行う
・定期的にカード内整理を行う
・長期間使用後は再フォーマット
・アプリの定期アップデート
・通信時はカメラを安定状態で使用
まとめ
FlashAirで21枚までしか取り込めない、写真が表示されなくなるといった症状は、物理故障ではなくソフトウェア構造の不整合であることが大半です。
カードの再フォーマット・WiFi再設定・アプリ再構築を行うことで、多くのケースで正常復旧が可能です。
Canon EOS Kissとの組み合わせでも、設定最適化と運用方法の見直しによって安定したスマホ転送環境を構築することができます。


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