AWS KMS(Key Management Service)では、暗号化のためにキーを管理する機能があります。この記事では、カスタマーマスターキー(CMK)とカスタマーマネージドキー(CMKの管理方法)の違いについて解説します。
1. カスタマーマスターキー(CMK)とは
カスタマーマスターキー(CMK)は、AWS KMSにおける暗号化操作の中心となるキーです。このキーは、データを暗号化したり復号化したりするために使用され、データのセキュリティを保つために非常に重要です。CMKはAWS KMSで自動的に管理される場合もありますし、ユーザー自身で管理することもできます。
2. カスタマーマネージドキー(CMKの管理方法)の違い
カスタマーマネージドキーとは、ユーザーがAWS KMS内で管理する暗号化キーです。ユーザーが直接作成、使用、そして管理を行います。これにより、ユーザーはアクセス制御や削除ポリシーなどを柔軟に設定でき、キーの管理を細かく制御することができます。
一方で、AWSが管理するCMK(AWS管理キー)は、AWS KMSが提供するデフォルトのキーであり、ユーザーが直接管理することはありません。これらのキーはAWSのサービスで使用され、ユーザーが管理する必要はないため、管理の手間を省くことができます。
3. CMKの種類と管理方法の違い
AWS KMSでは、以下のようにCMKを管理する方法に違いがあります。
- 対称キー: 対称鍵は、暗号化と復号化の両方に同じキーを使用する形式です。これにより、非常に高速な暗号化操作が可能です。
- 非対称キー: 非対称鍵は、公開鍵と秘密鍵のペアで構成されており、公開鍵で暗号化し、秘密鍵で復号化する形式です。これにより、安全なデータの交換が可能になります。
4. どちらを選ぶべきか?
カスタマーマスターキー(CMK)の管理方法は、セキュリティ要件に応じて選択することが重要です。例えば、企業が非常に高いセキュリティ基準を必要とする場合や、コンプライアンス上の理由で暗号化キーを細かく管理する必要がある場合は、カスタマーマネージドキーを選ぶと良いでしょう。
一方で、特別な管理が不要で、簡便に利用したい場合やAWSのサービスをそのまま利用したい場合は、AWS管理キーを使用するのが良いでしょう。
5. まとめ
AWS KMSにおけるカスタマーマスターキー(CMK)とカスタマーマネージドキーの違いを理解することは、セキュリティや運用の管理において非常に重要です。どちらを選ぶかは、ユーザーの要件や使用するサービスに応じて適切に選択してください。特にセキュリティポリシーに基づいた管理が求められる場合は、カスタマーマネージドキーを使用することで、細かいアクセス制御を設定することができます。


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