Internet Explorer(IE)では、JavaScriptを使用して外部アプリケーションを操作するために、ActiveXObjectを利用することができました。この技術は主に、Windows環境にインストールされているアプリケーションとの連携を実現するために使われていました。この記事では、IEでの「ActiveXObject」の使用について詳しく解説します。
ActiveXObjectとは?
ActiveXObjectは、JavaScriptでWindowsのコンポーネントやアプリケーションを操作するためのオブジェクトです。IEの特有の技術で、Webブラウザを使ってローカルのソフトウェアを操作したり、Windowsのシステム情報を取得したりすることが可能です。
例えば、ActiveXObjectを使用することで、WordやExcelなどのMicrosoft Office製品をブラウザ上から操作したり、Windowsのファイルシステムにアクセスしたりすることができました。
「ActiveXObject」を使って外部アプリを操作する方法
JavaScript内でActiveXObjectを使って外部アプリケーションを操作するには、以下のようなコードを書きます。
var obj = new ActiveXObject('Word.Application');
obj.Visible = true;
上記のコードでは、Microsoft Wordを操作するために「Word.Application」というActiveXオブジェクトを作成し、Wordアプリケーションを可視化するという処理を行っています。
セキュリティ上の懸念と制限
ActiveXは、非常に強力な機能を提供する一方で、セキュリティ上のリスクも伴います。悪意のあるウェブサイトがActiveXを利用してユーザーのコンピュータに不正な操作を加えることができるため、多くのセキュリティ対策が施されていました。
現代のブラウザでは、ActiveXは完全にサポートされていません。特にInternet Explorer以外のブラウザでは、この技術を利用することはできません。そのため、セキュリティリスクを避けるためにも、ActiveXを使用したアプリケーションの連携は推奨されません。
まとめ
Internet Explorerでの「ActiveXObject」を使って外部アプリケーションを操作することは、Windows環境で動作するアプリケーションとの連携に役立ちましたが、セキュリティリスクが高いため、現在では使われていない技術です。現代のブラウザではActiveXがサポートされておらず、安全でモダンな技術に置き換わるべきです。


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