最近、Webブラウジング中に「ウイルス警告」のポップアップが表示され、PCが不安定になったという方も多いかと思います。特に「Trojan virus detected」や「Virus detected」などの警告が現れた場合、それが本物のウイルス警告かどうかを判断するのは難しいことがあります。この記事では、このような警告に遭遇した際の対処法を解説します。
1. ウイルス警告が表示された原因
まず初めに、警告が本物でない場合もあることを理解しておきましょう。インターネット上の広告や悪意のあるサイトが、偽のウイルス警告を表示することがあります。このような警告は、ユーザーを不安にさせて偽のアンチウイルスソフトの購入や感染したPCを修復するサービスを勧めることを目的としています。これらは「ポップアップ詐欺」と呼ばれ、実際にはウイルスが感染していない場合がほとんどです。
2. 警告が表示された時の初期対応
警告が表示された場合、まず冷静に対応することが大切です。まず「クリックしない」ことが最も重要です。警告メッセージにあるリンクをクリックすることは、さらなるトラブルを引き起こす原因となります。次に、PCをインターネットから切り離す(Wi-Fiや有線接続を切断する)ことで、仮にウイルスが潜んでいる場合でも拡散を防ぎます。
3. ウイルススキャンを実行する
ポップアップ警告が偽のものであった場合でも、PCがウイルスに感染している可能性は完全には否定できません。そのため、信頼できるアンチウイルスソフト(例:McAfee、Norton)を使ってフルスキャンを実行し、PCの安全を確認しましょう。スキャンの結果、「脅威は見つかりませんでした」と表示された場合は、警告が誤認だったことが確定します。
4. DDOS-GUARDアイコンの対処法
さらに、ブラウザに「DDOS-GUARD」などのアイコンが常駐している場合、これは多くのケースで外部の悪意のあるWebサイトが原因です。このアイコンが表示されている場合、インターネットブラウザの拡張機能やアドオンに不正なものが追加されている可能性があります。これらの拡張機能を無効にするか削除し、再度PCを再起動してください。
5. システムの復元を検討する
もし上記の方法で解決しない場合、Windowsの「システムの復元」機能を使用して、警告が表示される前の正常な状態にPCを戻すことを検討してください。これにより、不正なソフトウェアや設定が元に戻り、問題が解決される場合があります。
まとめ
ウイルス警告が表示された際は、まず冷静に対応し、信頼できるアンチウイルスソフトでスキャンを行い、偽の警告に惑わされないようにしましょう。また、ブラウザに不正なアイコンや拡張機能が追加されている場合、これらを取り除くことも重要です。万が一、上記の対策で問題が解決しない場合、システムの復元を検討してください。


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