UDM(UniFi Dream Machine)とNTTのRX-600KIモデムを使用している場合、Wi-Fi接続はできるがインターネットに接続できないという問題に直面することがあります。この記事では、Wi-Fiが検知できてもインターネット接続ができない原因と、その解決方法について説明します。
ネットワーク接続の基本的な仕組みと配線方法
ネットワーク接続における基本的な仕組みは、モデム(RX-600KI)がインターネット接続を提供し、その接続をルーター(UDM)を介して家の各デバイスに分配することです。まず、モデムのLANポートからUDMのWANポートにLANケーブルを接続します。次に、UDMのLANポートからPCやその他の機器に接続され、インターネットが利用できる状態になります。
しかし、ここで問題となるのは、UDMがインターネットに接続できない場合です。この原因は、接続方法や設定に誤りがある可能性が高いです。
よくある配線ミスとその確認方法
最初に確認すべき点は、UDMのWANポートとモデムのLANポートが正しく接続されているかどうかです。モデムからUDMへの接続が正しく行われていない場合、インターネットが利用できません。また、PoE(Power over Ethernet)を使用している場合、PoE対応機器とUDMの接続も確認する必要があります。
以下の手順で確認してみましょう。
- モデムのLANポートとUDMのWANポートが確実に接続されているか。
- PoE機器(ELECOMのEIB-UG01-PF2)が正しく接続されているか。
- LANケーブルが正しく接続されているか。
IPアドレスの確認と再設定
接続が正しい場合でも、インターネットに接続できない原因の一つはIPアドレスの設定ミスです。UDMに適切なIPアドレスが割り当てられていない場合、インターネット接続ができません。
まず、UDMの設定画面にアクセスし、IPアドレスの設定を確認します。UDMが自動的にIPアドレスを取得する「DHCP」を使用している場合でも、モデム側が適切なIPアドレスを割り当てていない場合があります。この場合は、UDMを再起動し、モデム側で再度IPアドレスを割り当て直すことで解決することがあります。
UDMのファームウェア更新と設定確認
UDMの設定や接続問題は、ファームウェアのバージョンが古いことが原因で発生する場合もあります。最新のファームウェアに更新することで、既知のバグや不具合が解消され、インターネット接続が改善されることがあります。
また、UDMの設定画面で「インターネット接続テスト」や「診断ツール」を使用して、接続状態を確認することも有効です。これにより、ネットワーク全体の問題を特定し、修正することができます。
まとめ
Wi-Fi接続が可能でもインターネットに接続できない場合、配線の誤りやIPアドレスの設定ミス、ファームウェアの問題が考えられます。UDMとモデムの接続が正しいか、IPアドレスが適切に割り当てられているかを確認し、必要に応じてUDMのファームウェアを更新することで、インターネット接続の問題を解決できます。


コメント