iCloudに保存したIDとパスワードをエクセルで管理するのは危険か？安全な保管方法とは

インターネットショッピングなどで使用する多くのIDやパスワードをエクセルに保存し、iCloudで管理するのは便利ですが、その安全性には注意が必要です。この記事では、iCloudに保存したパスワードをエクセルで管理する際のリスクと、安全な保管方法について解説します。

1. エクセルでのパスワード管理のリスク

エクセルは便利なツールですが、パスワードの管理には向いていません。特に、エクセルファイルにロックをかけていない場合、誰でもその内容を確認できてしまいます。万が一、iCloudアカウントがハッキングされると、保存された情報も漏洩する可能性があります。

さらに、エクセルファイルをiCloudに保存している場合、iCloudにアクセスできる他のデバイスからも簡単にその内容にアクセスできてしまうため、セキュリティリスクが高まります。

パスワードを安全に管理するためには、パスワード管理ツールの利用をおすすめします。これらのツールは、強力な暗号化技術を用いてパスワードを安全に保管します。また、二要素認証（2FA）を有効にすることで、さらに安全性を高めることができます。

代表的なパスワード管理ツールには「1Password」や「LastPass」などがあり、これらはすべてのデバイスで同期可能で、パスワードを手軽に管理できます。

もしiCloudを利用してパスワードを管理したい場合、エクセルファイルにパスワードをかけることは最低限の対策です。しかし、それでも不十分な場合があります。iCloud自体のセキュリティ設定（強固なパスワードと二要素認証）を強化することが重要です。

また、iCloudを利用する場合、iCloud Driveに保存したファイルにアクセスする際のデバイスやアプリも安全であることを確認してください。公衆Wi-Fiなどを利用している場合は、VPNを使用して通信の暗号化を行い、外部からの不正アクセスを防ぎましょう。

エクセルでパスワードを管理するのは便利ですが、安全性に欠けるため、パスワード管理ツールを使う方がはるかに安全です。iCloudを利用する際も、パスワード管理ツールや二要素認証を活用し、強固なセキュリティ対策を講じることが大切です。

また、iCloudを利用してパスワードを保管する際は、エクセルファイルにパスワードをかけるなど、最低限の対策を講じることを忘れないようにしましょう。安全にIDとパスワードを管理し、オンラインでの個人情報を守りましょう。