故障したPCのCドライブに保存されていたブラウザのパスワードデータを新しいPCに復元する方法を紹介します。この記事では、特にChromium系ブラウザのパスワードマネージャーからデータを移行する方法に焦点を当てています。
1. Cドライブからのデータの読み取り
まず、故障したPCのCドライブが読み取れる状態であれば、外付けアダプターを使ってデータを取り出すことができます。この時、重要なのはブラウザが保存したパスワードデータが格納されている場所を特定することです。Chromium系ブラウザ(Google Chrome、Edge、Braveなど)の場合、パスワードは一般的に「User Data」フォルダ内の「Login Data」ファイルに保存されています。
2. ブラウザデータの移行方法
新しいPCでChromium系ブラウザをインストールし、旧PCからコピーした「Login Data」ファイルを新しいPCのブラウザの対応するフォルダに上書きします。ブラウザを再起動すると、保存されていたパスワード情報が復元されることが確認できます。ただし、ファイルを直接操作する場合、ブラウザを完全に閉じてから作業することが大切です。
3. 複数の端末で同期する方法
Googleアカウントなどで同期を設定していない場合、複数端末で同じブラウザ設定を同期するのは手動で行う必要があります。アカウント同期を行うことで、新しいPCやスマートフォンでも同じパスワードマネージャーのデータにアクセスできます。Googleアカウントを使ってブラウザの同期設定をオンにすることで、パスワードのデータも自動で同期されるようになります。
4. Power AutomateとOutlookの活用
もしOutlookとの連携を試みている場合、Power Automateを使ってアクションの自動化を行う方法も考えられます。ただし、Power Automateでのパスワードデータの移行や管理には制限があるため、他の自動化ツール(例えば、パスワード管理アプリ)と併用することをお勧めします。
5. まとめ
故障したPCからパスワードデータを復元する際には、ブラウザの「Login Data」ファイルを新しいPCに移行する方法が有効です。また、同期を有効にすることで、複数の端末で同じパスワード情報を管理できます。Power Automateなどのツールも活用し、さらに効率的に管理を行いましょう。


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