で本人確認をしたら安心? フィッシング詐欺の警告と安全な対策

オークション、フリマサービス

ヤフーフリマの取引中に「本人確認が必要です」とのメッセージが届き、マイページから本人確認を行った──その後で「もしかして詐欺だった?」と不安になっている人は多いようです。本記事では、ヤフーフリマの本人確認制度の仕組みと、詐欺・フィッシングの可能性を見分けるためのポイント、安全性の判断基準について整理します。

ヤフーフリマの本人確認制度とは

ヤフーフリマでは、本人確認(eKYC)として「顔写真付き公的書類の提出」と「セルフィー撮影」のセットによる確認手続きがあり、これを完了するとマイページに「本人確認済み」のバッジが付与されます。([参照])

この制度の導入目的は、不正アカウントやなりすまし、虚偽出品などを防ぎ、より安全な取引環境を提供するためです。本人確認を済ませることで、ユーザー間の信頼性が高まるとされています。([参照])

ただし「本人確認を迫るメッセージ=公式」という訳ではない

最近、ヤフーフリマでは「質問欄から、運営を装ったメッセージで不正サイトに誘導するフィッシング」の報告が複数上がっています。たとえば「本人確認してください」という内容で、不審なURLを貼り付けられるケースです。([参照])

公式として注意喚起が出されており、「ヤフーフリマやヤフーは質問欄や取引メッセージを通じて本人確認の案内をすることはない」「不審なリンクにはアクセスしないように」という警告があります。([参照])

「マイページからの本人確認」であればリスクは低いが、安心とは言い切れない理由

あなたのように“メッセージのリンクではなく、自分で公式マイページから本人確認手続きを行った”場合、少なくともフィッシングサイトにURLを踏んだわけではないので、「直属の危険」はかなり低いといえます。

とはいえ、本人確認情報(公的証明書のコピーや顔写真)が通ることで“情報をネット上に送信した”という事実があるため、今後、そのアカウント情報やIDが漏洩・悪用される可能性はゼロではありません。加えて、本人確認が済んでいても、出品者の過去の取引状況や評価が不十分など、別のリスクがあることも指摘されています。([参照])

安全性を高めるためのチェックポイントと対策

  • 公式サイト → マイページから本人確認を行ったかを確認
    取引メッセージで教えてもらったリンクではなく、自分でログインしてアクセスした「本人確認」ページかどうかをブラウザのアドレスバーで確認する。
  • 不審なメッセージ・リンクには反応しない
    公式の案内であっても、メッセージ欄に不自然なURLや急ぎの要求が混じっていたら要注意。公式は質問欄で本人確認を促すことはないと明言しています。([参照])
  • 取引相手の「本人確認済みバッジ」+ 評価・過去の取引実績をチェック
    バッジだけでなく、評価数や過去のトラブル報告の有無も確認するのが安全です。([参照])
  • 不正が疑われる場合は運営に報告/通報する
    怪しいメッセージや不審な出品者は、ヤフーフリマの通報フォームから知らせることで、他ユーザーの被害を防ぐ手助けになります。

もし不安なら今やるべきこと

既に本人確認を通してしまった場合でも、以下をおすすめします。

  • ヤフーアカウントのパスワードを変更する
  • 二段階認証やSMS認証を有効にする(可能であれば)
  • 不審なメールやSMSが来たら反応せず削除/通報する
  • 今後の取引では、評価や過去実績を慎重にチェックする

まとめ — 今のところ「大きな被害報告」は少数だが、油断せず慎重に

結論として、マイページから公式手続きで本人確認を行ったのであれば、直ちに「詐欺に引っかかった」と断定する必要は低いでしょう。しかしネット取引には常にリスクがあるため、今後のID管理・パスワード管理、取引相手のチェックを怠らないことが大切です。

安全にヤフーフリマを使うには「公式の案内経路かどうか」「相手の信頼度」「自分のアカウント管理」の3点を意識しておきましょう。

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