特定のウェブサイトで「スマホから見ている」と偽装してアクセスしたい場合、Firefoxブラウザを利用することで簡単に実現できます。この記事では、Firefox 52.9.0 ESRや最新版でスマホユーザーとして偽装する方法を解説します。
Firefoxでユーザーエージェントを変更する
スマホからアクセスしていると偽装するには、ユーザーエージェントを変更する方法が一般的です。ユーザーエージェントとは、ブラウザがウェブサイトに送信する情報で、どのデバイスやOSを使用しているかが記録されます。これをスマホ用の情報に変更することで、PCからスマホサイトにアクセスすることができます。
Firefoxでユーザーエージェントを変更する手順は以下の通りです。
- Firefoxを開き、アドレスバーに「about:config」と入力し、Enterを押します。
- 「警告」画面が表示された場合、「危険性を理解した上で使用する」をクリックします。
- 検索ボックスに「useragent」と入力します。
- 「general.useragent.override」の設定を右クリックして、「新規作成」>「文字列」を選びます。
- スマホのユーザーエージェント文字列を入力します(例えば、iPhoneの場合は「Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 14_0 like Mac OS X) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Version/14.0 Mobile/15E148 Safari/604.1」など)。
- 入力後、Enterを押し、設定が完了します。
他の方法:Firefoxのデベロッパーツールを使用する
ユーザーエージェントの変更は、Firefoxのデベロッパーツールを使用しても行えます。以下の手順で、簡単にスマホ表示に切り替えられます。
- Firefoxを開き、右クリックして「検証」を選択します。
- 開いたデベロッパーツール内の「レスポンシブデザインモード」をクリックします。
- 上部のデバイス一覧からスマホを選び、画面をリロードします。
- これで、表示されるサイトがスマホ表示として表示されるようになります。
スマホ偽装の注意点
ユーザーエージェントを変更すると、スマホサイトが表示されますが、すべてのサイトがスマホ用デザインに適応するわけではありません。また、一部のサイトでは、偽装が検出され、正常に動作しないこともあります。そのため、偽装が必要な場合は、自己責任で行うことを理解しておきましょう。
まとめ
Firefoxブラウザを使用して、簡単にスマホからアクセスしていると偽装できます。ユーザーエージェントを変更する方法と、デベロッパーツールを使って表示をスマホに切り替える方法があります。どちらも便利な方法ですが、使用する際には注意点を理解し、適切に利用しましょう。


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