インターネットの速度が契約内容通りに出ない場合、その原因は様々です。今回は、特にモデムやルーター設定が影響しているケースについて、速度が制限されてしまった原因とその解決策を解説します。
モデムとルーターの設定を確認する
まず、使用しているモデムPR-400KIとルーターWXR18000BE10Pの接続設定を確認しましょう。モデムの「WAN接続」は1Gbps全二重、LAN1ポートは1Gbps全二重で接続されていますが、LAN4ポートが100Mbps全二重に設定されています。この時、LAN4ポートに接続しているPCが100Mbps制限になっている可能性があります。
LANポートごとに設定が異なることがあるため、1Gbpsの速度を出したい場合は、1Gbps対応のポートにPCを接続する必要があります。LAN1~3のポートを利用するようにして、接続を確認しましょう。
LANケーブルの種類を確認する
あなたが使用しているLANケーブルが「CAT7」であることは適切ですが、ケーブルの状態や接続端子が問題となる場合があります。ケーブルが正しく接続されているか、また端子部分に汚れや破損がないかもチェックしてみてください。
ケーブルが問題ない場合でも、ケーブルを交換してみることで改善されることがあります。特に長い距離で接続している場合は、ケーブルの種類によって伝送速度に差が出ることもあります。
ルーター設定の確認
次に、ルーターの設定を確認しましょう。ルーターが「100BASE-TX」に設定されている場合、100Mbpsの速度に制限されることがあります。ルーターの管理画面にアクセスし、「有線リンク」の設定が「100BASE-TX」になっていないか確認してください。
もし設定が100BASE-TXの場合、1Gbpsに設定を変更することが可能な場合があります。ルーターの仕様や設定画面によって手順が異なるので、取扱説明書を参照するか、ルーターの設定メニューを確認してください。
契約内容の確認
インターネットの契約内容(ビッグローブの1Gbps契約)に間違いがないかも確認しましょう。もし契約内容に問題がなければ、通信速度は理論的には1Gbpsに達するはずです。万が一、プロバイダー側で何らかの制限がかかっている場合は、カスタマーサポートに問い合わせて確認してみましょう。
まとめ
速度制限の原因として考えられるのは、モデムやルーターの接続設定やLANケーブルの不具合、ルーターの設定ミス、契約内容の誤解などです。これらの要素を一つずつ確認することで、問題を解決することができます。もし、上記の方法で解決しない場合は、専門的なサポートを受けることをおすすめします。


コメント