【配信ガイド】棒読みちゃんとVOICEROID2(結月ゆかり)をTwitchチャット読み上げで連携させる手順とトラブル対策

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配信中にTwitchのチャットを音声で読み上げたいとき、棒読みちゃん単体ではチャット取得→読み上げができるけれど、VOICEROID2(結月ゆかり)を用いた音声化がうまく動作しない――という悩みを抱える方は少なくありません。この記事では、棒読みちゃん+VOICEROID2による読み上げ連携の仕組みと、なぜ“ゆかりちゃんが再生されない”という状況が起こるか、その原因と具体的な対策を解説します。

棒読みちゃんとVOICEROID2の連携構成を理解しよう

まず、棒読みちゃんとVOICEROID2を組み合わせてチャット読み上げを行う基本構成を整理します。

– 棒読みちゃん:チャットビューアやTwitchのコメント取得サービスなどからテキストを取得し、音声出力を行うソフト。 [参照]

– VOICEROID2(結月ゆかりなど):テキスト読み上げ専用の音声合成ソフト。棒読みちゃんと連携することで、棒読みちゃんが取得したテキストをVOICEROID2が発話する形にできます。 [参照]

連携には、例えば「VoiceroidTalkPlus」などのプラグインを使い、棒読みちゃんからVOICEROID2へテキストを受け渡す設定が必要です。 [参照]

ゆかりちゃん読み上げが動かないときに確認すべきチェック項目

ここでは「チャットは取得できている(棒読みちゃんが反応している)が、VOICEROID2が発話しない」という状況で、よくある誤設定を挙げます。

  • 棒読みちゃん側の「プラグイン連携」が有効になっていない・バージョンが古い。プラグインや棒読みちゃん本体の更新を確認しましょう。
  • VOICEROID2がインストールされているが、読み上げ対象として選択されていない・無効化されている。VOICEROID2のエディタ設定や音声合成エンジン設定を確認します。
  • 音声出力デバイスや仮想オーディオケーブルの設定が誤っており、VOICEROID2の音声が配信ソフト/OBS/配信プラットフォームに出力されていない。

具体例として、ある配信者は「棒読みちゃんでチャット読み上げは反応していたが、VOICEROID2選択が未設定だったため棒読みちゃん音声(デフォルト)が出ていた」という事例があります。

実際の設定手順:Twitchチャット → 棒読みちゃん → VOICEROID2という流れ

具体的な設定手順を簡略にまとめます。環境によりツール名やバージョンが異なることをご留意ください。

  1. 棒読みちゃんを最新版に更新し、Twitchチャットを取得するコメントビューア(例:マルチコメビュ等)と連携設定を行う。 [参照]
  2. 棒読みちゃんの「その他」>「プラグイン」タブから「VoiceroidTalkPlus」等を有効化し、VOICEROID2の実行ファイルパスを登録。
  3. VOICEROID2を起動し、結月ゆかりを選び、「常に一人で読み上げる」などのモードを設定します。音声出力デバイスが配信向けに設定されているか確認。
  4. 仮想オーディオケーブル(例:VB‑Audio Virtual Cable)などを用い、棒読みちゃんまたはVOICEROID2の音声を配信ソフトに入力できるよう設定します。
  5. 試し読みを行い、「Twitchチャットに投稿→棒読みちゃんが反応→VOICEROID2が結月ゆかりの声で読み上げ」されるか確認。うまくいかない場合は、出力デバイス、プラグインログ、ポート番号(localhost/127.0.0.1)などをチェック。 [参照]

トラブル時の対処と注意点

連携がうまくいかないときには、次のような対策が有効です。

  • プラグインのバージョン互換性を確認。棒読みちゃん/VoiceroidTalkPlus/VOICEROID2それぞれの最新情報を公式・開発コミュニティで確認しましょう。
  • 他のソフト(コメントビューア/チャット取得サービス)との相性問題がないか調査。時にはビューアを変更することで解消するケースがあります。
  • 音声出力経路を整理。複数の音声ルートが重なっていたり、デバイスがミュート・音量0になっていたりすることがあります。

実例として、「棒読みちゃん+VOICEROID2で数分間は正常に動いていたが、配信ソフトを再起動したことで音声出力が切れていた」という報告もあります。再起動後のチェックが肝心です。

まとめ

Twitchチャットを音声で読み上げる際、棒読みちゃん単体では動作しても、VOICEROID2(結月ゆかり)との連携で読み上げがされないケースは設定のミスマッチや出力経路の誤配置が多く見られます。

正しく動作させるためには、棒読みちゃん・プラグイン・VOICEROID2の三者設定を丁寧に確認し、音声出力デバイスや仮想ケーブルなどの構成も整備することが重要です。これにより「ゆかりちゃんが読んでくれない」という悩みから解放されるでしょう。

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