Amazonプライム・ビデオで横画面再生をした際に、以前のようにズームアップして全画面表示にならず、上下または左右に黒い帯(レターボックス)が表示されることがあります。この記事では、その原因と対処法をわかりやすく解説します。
黒帯が出るのはなぜ?映像比率(アスペクト比)の仕組み
まず、黒帯が出る主な理由は「映像のアスペクト比」がデバイスの画面比率と異なるためです。Amazonプライム・ビデオで配信されている多くの作品は映画館と同じく21:9または2.35:1といった横長の比率で作られています。
一方で、スマートフォンやタブレットの画面比率は一般的に16:9や19.5:9など異なります。そのため、ズームしない限り黒い帯が上下に表示されるのは正常な仕様です。
以前はズームで全画面になったのに?仕様変更の可能性
一部の端末やアプリバージョンでは、以前まで「ピンチ操作(2本指で拡大)」や再生画面の設定で映像をズームして全画面にすることが可能でした。しかし、最近のアップデートでズーム機能が制限または削除された可能性があります。
特にiOS版・Android版アプリでは、バージョンによって挙動が異なり、ズーム機能が利用できないケースが確認されています。アプリのバージョン情報を確認し、必要であればアップデートまたは旧バージョンの仕様を参照してください。
全画面再生を実現する3つの方法
黒帯を消してできるだけ大きく表示するための方法を紹介します。
- 1. デバイスのズーム設定を使用する:AndroidやiPhoneの一部機種では、システム側で動画を拡大表示できる設定があります。例:Galaxyシリーズの「全画面表示に合わせる」機能。
- 2. テレビ側の画面モードを変更:Fire TVやスマートテレビを利用している場合は、「ズーム」「シネマ」「全画面」などのモードを切り替えると黒帯を減らせることがあります。
- 3. ブラウザ版で再生:スマホアプリではズーム制限がありますが、PCやタブレットのブラウザ(Google Chrome、Safariなど)から視聴すると、画面の拡大縮小が柔軟にできます。
設定を確認すべきポイント
黒帯が気になる場合は、以下の設定も確認してみましょう。
- アプリのバージョン:最新版へのアップデートで挙動が変わることがあります。
- 画面の自動回転:縦向き固定のままだとズーム設定が反映されないことがあります。
- デバイスの表示比率:機種によってはフルディスプレイ設定を有効にする必要があります。
まとめ
Amazonプライム・ビデオで黒帯が表示されるのは、映像のアスペクト比による自然な現象です。以前はズームで全画面表示できた端末もありましたが、最近のアプリでは仕様変更によりその機能が制限されている可能性があります。できるだけ全画面で楽しみたい場合は、デバイス設定やテレビ側の表示モードを確認してみましょう。


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