iPhoneを新しく変えた際、PCから写真や動画を移行する方法として、Googleドライブを使うのは便利ですが、AAEファイルが問題となることがあります。AAEファイルは、iPhoneの写真編集データを含むファイルであり、スマホでは直接読み込めないことがあります。この記事では、AAEファイルをiPhoneで正しく読み込む方法と、Googleドライブを使ったデータ移行について解説します。
AAEファイルとは?
AAEファイルは、Appleの写真編集ソフト(iOSの「写真」アプリなど)で作成された編集データを保存するためのファイルです。このファイルは、実際の画像ファイル(JPEGやPNGなど)とは異なり、編集内容(回転、トリミング、フィルターなど)を記録しています。AAEファイル自体には画像が含まれておらず、元の画像と一緒に保存されます。
そのため、AAEファイルがあると、元の画像が編集された状態で表示されるはずですが、他のデバイスやアプリで読み込む際に問題が発生することがあります。
iPhoneでAAEファイルを読み込む方法
iPhoneでは、AAEファイルは直接読み込むことができませんが、元の画像ファイルが正しく転送されていれば、写真アプリで編集後の画像が表示されることがあります。もし編集した内容が反映されない場合、次の方法を試してみてください。
- Googleフォトを利用する:Googleフォトに写真とその編集内容をアップロードすると、iPhoneでも編集内容が反映されることがあります。Googleフォトをインストールして、バックアップを取ってみましょう。
- iCloudを利用する:iCloudを使って、PCからiPhoneに写真を同期する際、iCloud写真ライブラリを有効にしておくと、編集内容が保持される場合があります。
- 写真を手動で再編集:AAEファイルを無視して、元の画像を使ってiPhoneの「写真」アプリで再度編集を行い、問題を解決することができます。
Googleドライブを使ったデータ移行の手順
PCからiPhoneに写真や動画を移行するためにGoogleドライブを使う場合、以下の手順を参考にしてください。
- Googleドライブにアップロード:PCからGoogleドライブに写真と動画をアップロードします。アップロードする際に、AAEファイルと元の画像ファイルを両方アップロードするようにしてください。
- iPhoneでGoogleドライブを開く:iPhoneにGoogleドライブアプリをインストールし、同じGoogleアカウントでログインします。ドライブ内の写真や動画を表示することができます。
- 写真と動画をiPhoneにダウンロード:Googleドライブ内の写真や動画を選択し、iPhoneに保存することができます。保存した画像は「写真」アプリに表示されます。
AAEファイルの問題を避けるための予防策
AAEファイルに関する問題を避けるため、今後は次のことを意識しておくと良いでしょう。
- 編集内容をクラウドサービスに同期:GoogleフォトやiCloudなどのクラウドサービスを使い、編集内容を自動で同期させるように設定しましょう。
- AAEファイルを削除しない:もしAAEファイルを削除してしまうと、編集内容が失われる可能性があるので、元の画像と一緒に保存しておくことが大切です。
- 他のアプリを使う:他の写真管理アプリを使って、編集内容を保持したまま写真を管理する方法も検討しましょう。
まとめ
iPhoneにおけるAAEファイルの問題は、写真アプリでの編集内容が反映されないことから発生しますが、GoogleフォトやiCloudを活用することで、編集内容を保持したまま移行することができます。写真や動画の移行時は、元の画像とAAEファイルを一緒に管理し、クラウドサービスを使ってバックアップを取ることをおすすめします。


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