Synology DS223jを使用してWebDAVやSFTPで外出先から接続できなくなった場合、いくつかの原因が考えられます。この記事では、接続できない原因とその解決方法について詳しく説明します。ルーターやNAS側の設定を確認したにもかかわらず接続できない場合、他にも確認すべき設定があるかもしれません。
まず確認すべき基本的な設定
接続できない問題を解決するために、まずは以下の基本的な設定を確認しましょう。
- ポート転送の設定：ルーターの設定で、WebDAVやSFTPに必要なポートが正しく転送されているか確認します。例えば、WebDAVの場合は通常80番や443番、SFTPの場合は22番ポートを開放する必要があります。
- NASのファイアウォール設定：Synology NAS自体にもファイアウォール設定があり、接続をブロックしている可能性があります。NASの管理画面から、ファイアウォールが適切に設定されているか確認しましょう。
- インターネット接続の確認：インターネット接続が問題なく機能しているかも確認します。場合によっては、ISP（インターネットサービスプロバイダ）の問題で接続できないこともあります。
ルーターの設定を再確認する
使用しているルーター（wx11000t12）での設定が原因の場合もあります。以下の点を確認してみましょう。
- 静的IPアドレスの設定：NASに静的IPアドレスを割り当てて、ポート転送が確実にNASに向けられるようにします。動的IPだと、IPアドレスが変更されてしまうことがあるため、静的IP設定が推奨されます。
- ポート開放の設定：ルーターでポート転送が正しく設定されているか確認します。WebDAVやSFTPに必要なポート番号が、NASのIPアドレスに正しく転送されているかを再確認してください。
ISP（インターネットサービスプロバイダ）の制限を確認
ISPによっては、特定のポートやサービスを制限している場合があります。OCNを使用している場合、プロバイダ側でポート制限がかけられていることがあります。以下の方法で確認できます。
- ISPに問い合わせ：OCNのサポートに問い合わせて、使用しているポートが制限されていないか確認します。
- ポートの変更：場合によっては、ISPが特定のポートを制限していることがあるため、別のポート番号を使って接続を試みることも有効です。
Synology NASの設定を確認
NAS側の設定も原因となることがあります。以下の点を確認してみましょう。
- WebDAVやSFTPのサービス設定：DSMの管理画面から、WebDAVやSFTPサービスが有効になっているか確認します。サービスが無効になっていると接続できません。
- ユーザーアカウントの設定：NASにアクセスするためのユーザーアカウントが正しく設定されているか、またパスワードが正しいかを確認します。
まとめ: 接続できない場合の確認事項
Synology DS223jへの接続ができない場合、ルーターやNASの設定が正しいかを再確認することが大切です。ポート転送の設定やファイアウォール設定、ISP側の制限が原因となることがあるため、これらを一つ一つ確認することで、接続できるようになる可能性があります。
それでも解決しない場合は、Synologyのサポートに問い合わせることも検討してください。
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