Valorantをプレイ中に「VAN9003」というエラーが表示され、セキュアブートが有効にできない場合、いくつかの原因が考えられます。この問題は、TPMが有効になっていてもセキュアブートの設定に問題がある場合に発生します。この記事では、VAN9003エラーの解決方法とセキュアブートを有効にするためのステップを解説します。
VAN9003エラーとは?
VAN9003エラーは、Valorantのアンチチートシステムが、PCのセキュリティ設定に問題を検出したときに発生するエラーです。このエラーは、主にセキュアブートが無効または正しく設定されていない場合に発生します。セキュアブートは、PCの起動時に不正なソフトウェアが実行されるのを防ぐための重要なセキュリティ機能です。
Valorantでは、セキュアブートが有効である必要があるため、この設定を確認し、適切に有効化することが求められます。
セキュアブートを有効にする方法
セキュアブートを有効にするには、PCのUEFI(BIOS)設定にアクセスする必要があります。以下の手順でセキュアブートを有効にしてください。
- PCを再起動し、起動時にBIOS設定に入るために指定されたキー(通常は「DEL」や「F2」)を押します。
- BIOSメニューで「Boot」または「Security」タブに移動します。
- 「Secure Boot」の設定を「Enabled」に変更します。
- 変更を保存し、PCを再起動します。
セキュアブートを有効にした後、再度Valorantを起動して、VAN9003エラーが解決されているか確認してください。
TPM(トラステッド・プラットフォーム・モジュール)の確認
TPMは、セキュアブートと連携して動作するセキュリティチップであり、最新のPCでは通常は有効になっています。TPMが無効になっていると、セキュアブートが正しく動作しない可能性があります。TPMの設定が有効か確認する方法は次の通りです。
- 「Windowsキー + R」を押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。
- 「tpm.msc」と入力して「OK」をクリックします。
- TPMが「準備完了」と表示されていれば、有効です。
もしTPMが無効の場合は、BIOS設定でTPMを有効にする必要があります。
アンチチートソフトの再インストール
Valorantのアンチチートソフト「Vanguard」が正常に動作していない場合、VAN9003エラーが発生することがあります。アンチチートソフトを再インストールすることで、問題が解決する場合があります。再インストールの手順は以下の通りです。
- 「Windowsキー + R」を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「appwiz.cpl」と入力して「OK」をクリックします。
- インストールされているプログラムの一覧から「Riot Vanguard」を探し、アンインストールします。
- Valorantを再インストールすると、Vanguardも再インストールされます。
再インストール後、問題が解決されるか確認してください。
まとめ
VAN9003エラーが発生する原因は、主にセキュアブートやTPMの設定が適切でないことです。まずはセキュアブートをBIOSで有効にし、TPMが有効になっているか確認しましょう。それでも解決しない場合は、アンチチートソフトの再インストールも試してみてください。これらの手順を実行することで、Valorantのプレイ環境を安定させ、エラーを解消できるはずです。


コメント