「行きつけのお店の ajito に関する Google Maps の口コミで、なぜか店舗名を触れてしまい〈ajito→ajinomoto〉に変更されたが、数週間後には元に戻っていた」という経験を持つ方向けに、なぜこのような変更が起こるのか、店舗側に通知が行くのか、修正するにはどうすればよいかを整理しました。
一般ユーザーでも「お店の名前を編集できる」仕組み
Google Mapsでは、店舗情報として登録されている「ビジネス プロフィール(旧 Google My Business)」に対して、所有者だけでなく一般ユーザーが「編集を提案(Suggest an edit)」できる機能があります。 [参照]
これは誤っていたり古くなった情報を改善するための仕組みですが、悪意ある変更やライバルによる編集の申請が起こることもあります。 [参照]
お店側に「変更されました」という通知が届くか?
店舗が自身のビジネス プロフィールを所有・管理している場合、Google 側から編集が提案された際に通知を受けることができる設定があります。 [参照]
ただし、どの提案が“通知されるか/反映されてしまうか”についてはケースによって異なり、「必ず通知=すべて反映される」というわけではありません。 [参照]
なぜ“元の名前に戻った”のか?考えられる理由
元の名前に戻された背景には、次のような理由が考えられます。
- 店舗オーナーが編集提案を拒否または自身で正しい名前に戻した。
- Googleのアルゴリズムが編集提案を審査し、「実世界の看板・公式サイトに基づく名前」が優先されて元に戻った。 [参照]
- 別のユーザーやローカルガイドが正しい名称を再編集した。 [参照]
例えば、ある事例では「毎日店舗名が変更される…」という投稿があり、調査の結果、競合業者が自動で編集提案を投じており、店舗側が監視して「編集履歴を記録・Googleへ報告」していたという報告もあります。 [参照]
もし自分がこの店舗ならどう対応すべきか
店舗オーナーとして編集の誤反映・悪意ある編集を防ぐためには、以下の対応が有効です。
- ビジネス プロフィールを「オーナーとして所有・確認済み」にしておく。 [参照]
- 「通知設定」で“プロフィール編集の提案”をメールなどで受け取るように設定。 [参照]
- 編集履歴を定期的に確認し、知らない編集があればスクリーンショット・記録を残し、Googleに報告する。 [参照]
また、ユーザーとして「ふだん行くお店の名前が変わっていたら」お店側に直接確認するというのも一つの手段です。
まとめ
結論として、一般ユーザーでも Google Maps のお店情報編集を提案でき、その変更が店舗名に反映されることがあります。ただし、店舗オーナーが所有・確認しているビジネス プロフィールでは、通知を受けたり、編集を拒否・元に戻すことも可能です。
したがって「自分が触ったから戻された」という可能性もありますが、「店舗側・Googleが元の名前に戻した」という可能性の方が高く、“友だちが見ていてお店側にバレる”という懸念も必ずしも当てはまるわけではありません。正しい名称が反映されるよう、店舗側が管理を強化していることを意味します。


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