Googleマップのストリートビューには、町並みの過去の様子を見ることができる便利な機能があります。しかし、画面上には「2024年4月」「2023年3月」というように年と月しか表示されず、撮影日(例えば4月5日など)までは分からないように見えるため、正確な日にちを知りたいという方も多いでしょう。この記事では、ストリートビューの撮影日をより正確に確認する方法と、注意点をわかりやすく解説します。
Googleストリートビューで表示される「年月」の仕組み
ストリートビューで表示される撮影情報は、基本的に「撮影された年と月」までです。Googleの仕様上、地図上のバブルには「2024年4月」のように年月のみが表示され、日にちは通常ユーザーに公開されていません。
これは世界中で膨大な数の撮影データを管理するための仕様であり、基本的な閲覧では詳細な日付を見ることはできません。しかし、方法によってはある程度の情報を特定することができます。
例えば、撮影車両による撮影は数週間単位でまとめて処理されるため、近い日付を推測することが可能です。
ブラウザの開発者ツールで撮影日を調べる
PCブラウザ(Chromeなど)を使えば、撮影された正確な日付を調べられるケースがあります。これはGoogleが内部的に日付情報を含めているためです。
- 1.Googleマップで調べたい場所を表示
- 2.ストリートビューに切り替える
- 3.ブラウザで右クリック → 「検証」を選択
- 4.開発者ツールで「Network」や「Elements」タブを確認
ここで「panoid」や「date」などの項目に、撮影日を含むデータが表示される場合があります。例えば「2023-03-08」のような形式です。
この情報は公式な表示ではありませんが、日付を特定したい場合には有効な手段のひとつです。
過去の撮影日を推測する補助的な方法
もし開発者ツールの使用が難しい場合、以下のような補助的な方法もあります。
- Google Earth Pro(デスクトップ版)で閲覧する
- Googleが公開しているストリートビューの更新情報をチェック
- 地域のニュースやイベントと照合する
特にGoogle Earth Proでは、より正確な撮影日が表示されるケースがあり、年月日まで確認できることもあります。
また、撮影時期と一致する地域イベント(祭り、工事など)を参考にすることで、日付をある程度絞り込むことも可能です。
Google Earth Proを活用する手順
Google Earth Proは無料でダウンロードできるツールで、ストリートビューと同様の機能を持っています。さらに、こちらではより詳細な情報が確認できる可能性があります。
- 1.Google Earth Proをダウンロード
- 2.インストール後、地図上で場所を検索
- 3.時計アイコンの「過去のイメージ」をクリック
- 4.表示されるスライダーで年と月を選択
画面上に「2022年4月15日」といったように、年月日が表示される場合があります。Googleマップよりも正確な撮影情報を知りたい場合には、この方法がおすすめです。
ただし、すべての地点で日付が細かく表示されるわけではないため注意が必要です。
ストリートビューの撮影日の公開に関するGoogleの方針
Googleはプライバシー保護の観点から、詳細な撮影日時の公開を制限しています。そのため、マップ上では年と月しか表示されません。
しかし、公式ヘルプにもあるように、Googleマップのヘルプセンターではストリートビューの仕様や更新ポリシーについての情報が確認できます。
また、ストリートビュー車の撮影予定も事前に公開されているため、それを参考にすることで撮影時期をより詳しく把握することができます。
まとめ:撮影日を正確に知りたいならツール活用が鍵
ストリートビューの通常表示では日にちまでは分かりませんが、開発者ツールやGoogle Earth Proを活用することで撮影日を特定できるケースがあります。
また、Googleの公開情報と組み合わせれば、おおよその撮影日を推定することも可能です。正確な情報を得たい場合は複数の方法を組み合わせて確認することをおすすめします。
このようなテクニックを知っておくと、過去の町並みをより深く理解したり、資料として活用したりする際に非常に役立ちます。
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