携帯電話を解約した後にも請求が届くと、驚いてしまう方も少なくありません。特にソフトバンクから楽天モバイルなどへ乗り換えた後に、数千円程度の請求があるケースは意外と多く見られます。この記事では、そのような請求が発生する主な理由や確認すべきポイントについて解説します。
解約月の利用料金が残っているケース
携帯電話を解約した月は、日割りではなく1か月分の料金が請求されることがあります。ソフトバンクでは、基本料金が解約月の全額請求になるため、7月に解約した場合でも7月分の料金が発生します。
また、通話料やオプションサービスの利用分がある場合は、翌月の請求に反映されるため、8月以降に請求が届くケースもあります。例えば、7月下旬に解約し、その直前に有料通話をした場合、その通話分が8月請求になる可能性があります。
オプションサービスの解約タイミング
もう一つのよくある理由が、オプションサービスの課金です。解約と同時にすべてのオプションが解除されるとは限らず、一部のオプションは「別途解約手続き」が必要な場合があります。
たとえば「ソフトバンクWi-Fiスポット」や「留守番電話プラス」などの有料サービスを利用していた場合、これらの料金が翌月に請求されることがあります。My SoftBankから契約内容を確認することで、どのサービスが解約されていなかったかを特定できます。
分割払い残高の可能性
本体代金を分割で支払っている場合、解約後も残債の支払いが継続します。特にiPhoneなど高額な端末を購入していた場合は、毎月の利用料金とは別に端末代金の請求が残ることがあります。
例えば、端末代金を36回払いで契約していた場合、解約しても残りの分割金はそのまま請求され続けます。残債の一括精算を行っていない限り、楽天に乗り換えた後もソフトバンクからの請求が来ることは珍しくありません。
MNP転出や違約金が関係している場合
ソフトバンクから他社に乗り換える際、契約内容によってはMNP転出手数料や契約解除料が発生することがあります。現在は多くのプランで違約金が撤廃されていますが、古い契約プランを利用していた場合は請求されることもあります。
たとえば、2年契約の途中で解約した場合、数千円の違約金が発生するケースがあり、これが後日請求に反映されます。
請求内容の確認方法
請求の理由を特定するためには、My SoftBankにログインし「請求内訳」を確認するのが最も確実です。解約後でもしばらくはログイン可能なため、利用料金、オプション料、残債、手数料などの明細を確認できます。
また、不明な請求がある場合はソフトバンクカスタマーセンターに連絡し、請求内容の詳細を聞くのも有効です。意図せぬ課金であれば返金対応になるケースもあります。
まとめ
ソフトバンク解約後に2000円程度の請求があるのは、珍しいことではありません。多くは「解約月の料金」「オプション料」「端末残債」「転出手数料」などが原因です。まずは請求明細を確認し、必要に応じてカスタマーサポートに問い合わせることで、正確な理由が分かります。
特に乗り換え直後の数か月は、予期せぬ請求が届くことがあるため、こまめな確認を行うことが安心です。


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