突然、LANケーブル接続時にインターネット接続が不安定になり、一部のサイトに接続できなくなる問題に直面している場合、原因は多岐にわたります。この記事では、特にWindows11で発生することがあるLAN接続の問題について、原因と対策を解説します。
WiFi接続とLAN接続の違い
WiFi接続では問題がないのに、LANケーブルでの接続時に一部のサイトに繋がらないという問題は、ネットワーク設定やドライバの不具合、プロトコル設定に関連していることが多いです。WiFi接続は無線で、LAN接続は有線で通信を行いますが、両者が異なる設定を使っている場合もあります。
問題の原因：IPv6の設定とWindows11のバージョン
問題が発生する主な原因として、Windows11のネットワーク設定、特に「インターネットプロトコルバージョン6（TCP/IPv6）」の設定が関係している場合があります。多くのユーザーは、IPv6の設定をデフォルトで有効にしていることが多いですが、この設定が原因で一部のサイトにアクセスできないことがあります。
また、Windows11の「24H2」バージョンにおいて、特定のアップデートがIPv6設定に影響を与え、LAN接続時の接続問題を引き起こす場合もあります。
IPv6設定の確認と修正方法
この問題を解決するには、まず「インターネットプロトコルバージョン6（TCP/IPv6）」の設定を確認し、必要に応じて無効にする方法が有効です。以下の手順で確認と修正を行いましょう。
- コントロールパネルを開く：「ネットワークとインターネット」→「ネットワーク接続」から、接続しているLANを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
- 「インターネットプロトコルバージョン6（TCP/IPv6）」のチェックを外す：「インターネットプロトコルバージョン6」を見つけ、チェックを外して「OK」をクリックします。
- 再起動：設定を反映させるために、PCを再起動します。
これでIPv6が無効化され、LAN接続時のインターネット接続が正常に戻る場合があります。
ネットワーク設定をリセットする
もしIPv6の設定変更が効果がない場合、ネットワーク設定自体をリセットすることも有効な対策です。以下の手順でリセットを試みましょう。
- コマンドプロンプトを管理者として実行：スタートメニューに「cmd」と入力し、「コマンドプロンプト」を右クリック、「管理者として実行」を選択します。
- ネットワーク設定をリセット：コマンドプロンプトに以下のコマンドを入力し、Enterを押します：
netsh winsock reset - PCを再起動：設定を反映させるため、PCを再起動します。
これにより、ネットワーク設定がリセットされ、接続に関する問題が解決することがあります。
まとめ
LAN接続時にインターネット接続が不安定になり、特定のサイトに繋がらない場合は、主にIPv6設定やネットワーク設定の不具合が原因であることが多いです。IPv6を無効にするか、ネットワーク設定をリセットすることで解決できることがよくあります。これらの手順を試すことで、再び快適にインターネットを利用できるようになるでしょう。
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