最近、+870で始まる電話がかかってきて「警視庁2課です」「誰々さんの携帯ですか?」と名乗られるケースが報告されています。このような電話は、個人情報を利用した詐欺の可能性が高いため、注意が必要です。この記事では、不審な電話の見分け方と安全な対応方法を解説します。
+870番号の特徴と詐欺の可能性
国際電話のプレフィックス「+870」は、実際には南極大陸向けの特殊番号として割り当てられています。しかし、詐欺師が偽装番号を利用することで、警察や官公庁を名乗ってかけてくるケースがあります。これにより、受信者は本物の警察からの電話だと誤認しやすくなります。
日本の警察が個人に電話で直接情報確認を求めることは通常ありません。そのため、+870などの見知らぬ国際番号からの電話は、警察を名乗っていても詐欺の可能性が高いと考えるべきです。
なぜ名前を知っているのか?
電話で名前を知っていることが不安に感じられるかもしれませんが、これは個人情報が流出している場合に起こり得ます。過去の名簿情報やSNS、公開された連絡先リストなどから、名前や電話番号を特定している可能性があります。
詐欺師は、この情報を使って信用させようとすることが多く、名前を知っているだけで正当な機関だとは限りません。
不審な電話への対応方法
不審な電話に出てしまった場合、冷静に対応することが重要です。まず、電話中に個人情報や金銭に関する情報を絶対に提供しないことが基本です。また、電話をすぐに切り、必要であれば警察や通信会社に相談しましょう。
さらに、通話履歴やスクリーンショットを保存しておくと、後で警察に相談する際に証拠として役立ちます。
実際に警察に通報される可能性は?
一般的に、警察は個人に対して直接電話で通報することはありません。AIや電話システムが自動的に監視しているわけでもないため、電話での会話内容が勝手に警察に伝わることはありません。ただし、詐欺や違法行為が確認された場合、通報や調査の対象となることがあります。
まとめ
+870番号からの電話で警察を名乗る場合、多くは詐欺の可能性が高いと考えられます。名前を知っていることは、情報が流出している可能性を示しており、信用してはいけません。電話中に個人情報を伝えず、すぐに切ることが安全な対応です。また、疑わしい場合は警察や通信会社に相談することで、安心して対処できます。


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