UPS(無停電電源装置)を使用して、ルーターやONUを安定的に保護することができますが、自動シャットダウン機能については別の要素が関わります。この記事では、UPSを使った場合の自動シャットダウン機能について説明し、どのように設定すれば自動シャットダウンが可能かについて解説します。
UPSの役割と基本的な機能
UPSは、停電や電力障害が発生した場合でも、機器に電力を供給し続ける装置です。主にサーバーやネットワーク機器を保護するために使用されますが、UPS自体には自動シャットダウン機能は備わっていないことが一般的です。
ルーターやONUの自動シャットダウン機能
ルーターやONUに関しては、通常、UPSに接続されているだけでは自動的にシャットダウンすることはありません。これらの機器は電源が切れない限り、動作を続けます。しかし、停電などで長時間電源が供給されない場合に、自動的にシャットダウンするためには、追加の設定が必要です。
自動シャットダウンを実現するための方法
UPSを使用してルーターやONUを保護する際に、機器を自動的にシャットダウンさせるためには、専用のソフトウェアを使用する方法があります。以下の方法を試してみましょう。
- UPSの管理ソフトウェアをインストール
UPSに付属している管理ソフトウェアをインストールすることで、電源が一定時間供給されない場合に、接続された機器を自動的にシャットダウンする設定を行えます。例えば、APC社のUPSでは「PowerChute」などのソフトウェアが提供されており、これを使用することで自動シャットダウンが可能です。
- UPSとルーター、ONUの接続
UPSに接続されたPCやサーバーと同様に、ルーターやONUも管理ソフトで接続する必要があります。これにより、停電が発生した際に、UPSが電源供給を続けるだけでなく、機器のシャットダウンが可能になります。
自動シャットダウンが必要な理由
ルーターやONUが長時間稼働していると、停電が続いた場合に機器が故障するリスクがあります。自動シャットダウン機能を使用することで、長時間の電力供給停止によるダメージを防ぐことができます。
まとめ
UPSを使ってルーターやONUを保護する際、自動シャットダウン機能は標準では搭載されていないため、UPSの管理ソフトウェアを使用して設定する必要があります。適切に設定すれば、停電時に自動でシャットダウンできるため、機器の保護がより強化されます。
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