uBlock Originは強力な広告ブロッカーですが、時にはブロックしたい要素が選択できないことがあります。特に、YouTubeの検索候補のサムネイルのような動的に表示される要素は、右クリックで「要素をブロック」を選択しても対象を選択できないことが多いです。この記事では、uBlock Originでそのような要素をブロックする方法を解説します。
uBlock Originで要素をブロックする基本的な方法
uBlock Originは、Webページ上の広告や不必要な要素を簡単にブロックすることができます。一般的な方法としては、ブラウザで右クリックし、「uBlock Origin」メニューから「要素をブロック」を選び、表示されたポップアップで対象の要素を選択します。この方法でほとんどの要素はブロック可能ですが、動的に表示されるコンテンツでは問題が発生することがあります。
YouTube検索候補のサムネイルをブロックする方法
問題となるのは、YouTubeの検索窓に表示される検索候補のサムネイルです。これらはクリックした際にサムネイルが表示され、右クリックで要素を選択することができません。特に、検索候補が消えると同時にその要素を選択できなくなるため、通常の方法ではブロックが難しいです。
この場合、uBlock Originで動的に表示される要素をブロックするには、まず「uBlock Origin」アイコンをクリックして「ダッシュボード」を開き、「フィルターページ」や「自分のフィルター」に手動でブロックしたい要素のCSSセレクタを追加する方法が効果的です。
手動でCSSセレクタを追加して要素をブロック
uBlock Originで動的な要素をブロックする最も確実な方法は、CSSセレクタを使用してターゲットの要素を直接指定することです。具体的には、YouTubeのサムネイルが表示されるDOM要素に対応するセレクタを特定し、それをuBlock Originのフィルターリストに追加します。
例えば、YouTubeの検索候補サムネイルのCSSセレクタを調べ、そのセレクタを以下のように追加します。
##.style-scope.ytd-compact-video-renderer
これで、指定した要素がWebページに表示された際に自動的にブロックされるようになります。
他の動的要素への対応方法
同様に、他の動的な要素もCSSセレクタを使ってブロックできます。うまくいかない場合は、uBlock Originの「要素をブロック」機能を使い、ページのDOMを確認して対象の要素を特定することが大切です。特に、ページがリロードされたり動的に更新されたりする場合、要素の位置が変わることがあるため、これらのセレクタを定期的に更新する必要があります。
まとめ
uBlock Originで選択できない要素をブロックする方法として、手動でCSSセレクタを追加する方法が有効です。YouTubeの検索候補のサムネイルなど、動的に表示されるコンテンツに対しても対応できます。正しいセレクタを特定し、uBlock Originのフィルターリストに追加することで、不要な要素をしっかりとブロックすることが可能になります。


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