5Gエリアの範囲について気になったことがある方へ。今回は、auの5Gエリアについて、Sub6エリアとNRエリアの違い、そして携帯を5G対応に変更することでエリアが変わるのかどうかについて解説します。
Sub6エリアとNRエリアの違い
5Gにはいくつかの異なる通信方式がありますが、その中でも「Sub6」と「NR(New Radio)」は重要な違いを持っています。Sub6は、5G通信のうち、6GHz以下の周波数帯域を利用した通信方式で、広範囲をカバーすることができます。一方、NRエリアは、より高い周波数帯域(ミリ波)を利用した通信方式で、通信速度は速いですが、カバー範囲は狭いのが特徴です。
そのため、auの5Gエリアマップで「ピンク」と「オレンジ」の色が分かれて表示されていることがあり、ピンクがSub6エリア、オレンジがNRエリアを示しています。
5G対応のスマホに変えるとエリアが変わるか?
現在、5G対応のスマートフォンを使っていない場合、Sub6エリアやNRエリアに対応することはできません。もし5G対応のスマホに買い替えると、5Gエリアに対応できる可能性が高くなりますが、実際に使えるエリアは、そのスマホがどの5Gバンドに対応しているかにもよります。
つまり、5G対応のスマホを使っても、周囲にNRエリアが広がっていなければ、Sub6エリアのままで利用することになります。自宅周辺がNRエリアなのに、スマホがそのエリアに対応していない場合、Sub6エリアで通信することになります。
なぜ自宅だけNRエリアなのか?
5Gエリアの細かな範囲は、キャリアの基地局配置や通信インフラによって異なります。特定のエリアにNRエリアが広がっている理由としては、キャリアがその周辺に高周波数帯域を利用した基地局を設置しているためです。自宅の周りがSub6エリアで、家の中だけNRエリアになるのは、通信のカバレッジが異なるためです。
また、5Gエリアはまだ拡大途中であり、今後さらに広がっていく可能性が高いです。そのため、将来的には、NRエリアがさらに増えていくかもしれません。
まとめ:5G対応スマホを選んでエリアを確認しよう
auの5GエリアがSub6とNRに分かれていることを理解し、5G対応スマホを使用することで、将来的に通信速度やエリアカバーを向上させることができます。ただし、5G対応スマホに変えるだけでは、必ずしも自宅周辺がNRエリアに変わるわけではなく、エリアの広がりとキャリアのインフラに依存することを覚えておくと良いでしょう。
もし、自宅周辺の5GエリアがNRエリアではなくSub6エリアであれば、今後の基地局増設やエリア拡大を待つことが重要です。また、NRエリアのカバー範囲を確認し、必要であれば基地局や通信環境の改善を求めることも検討しましょう。
 
  
  
  
  
コメント