Amazon Photosを利用して写真をバックアップしたのに、スマホの標準の写真アプリ(GoogleフォトやiPhoneの写真アプリ)からも普通に写真が見えてしまう……と疑問に思う方は多いです。実はこれは不具合ではなく、仕組みによるものです。本記事ではその理由と注意点を解説します。
Amazon Photosと端末の写真アプリの違い
まず理解しておきたいのは、Amazon Photosは「クラウド保存サービス」であり、端末の写真アプリは「端末内にあるデータの閲覧アプリ」であるという点です。Amazon Photosにアップロードしても、その時点で端末のストレージから削除しない限り、端末の写真アプリからも引き続き閲覧できます。
つまり、Amazon Photosに保存した=端末から削除されたではありません。あくまで「コピーがクラウドに保存された」という仕組みになっています。
端末から写真を削除しない限り見える
Amazon Photosにバックアップした後に端末から削除すれば、写真アプリからは見えなくなります。しかし削除しない限りは通常通り表示され続けます。クラウド保存とローカル保存は別物なので、二重で存在している状態です。
例として、iPhoneの「写真アプリ」ではカメラロールに保存されている画像をすべて表示します。Amazon Photosに保存しても、iPhone側から自動削除されることはありません。
クラウド保存のメリット
Amazon Photosを使うことで得られるメリットは以下の通りです。
- 端末を紛失・故障しても写真がクラウドに残る
- Amazonアカウントでログインすれば別端末からも閲覧可能
- Prime会員なら容量無制限で写真を保存可能
ただし、バックアップが済んでいるからといって端末から自動で消えるわけではない点は覚えておきましょう。
写真を端末から非表示にしたいとき
もし「Amazon Photosにあるから端末側からは消したい」と思う場合は、端末の写真アプリから削除する必要があります。その際、Amazon Photosアプリで『バックアップ完了』を確認してから削除するのが安全です。
また、Googleフォトのように「端末から削除」ボタンを使うとクラウドだけに残せる機能がないため、操作ミスでAmazon Photosからも消してしまわないよう注意が必要です。
まとめ
Amazon Photosに保存した後も写真アプリに表示されるのは「普通の仕様」です。クラウド保存はあくまでバックアップであり、端末のデータを消すかどうかはユーザー次第です。大切な写真を安全に残すには、Amazon Photos側でアップロード完了を確認してから整理すると安心です。
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