WordPressのテーマ変更後に、Googleサーチコンソールで「クロール済みインデックス未登録」という状態が続いている場合、いくつかの原因が考えられます。本記事では、問題を解決するためのステップを詳しく解説します。
1. サーチコンソールの「クロール済みインデックス未登録」の原因とは
「クロール済みインデックス未登録」という状態は、Googleがウェブページをクロールしたものの、そのページをインデックスに登録しなかったことを意味します。この状態が発生する主な原因は以下の通りです。
- テーマ変更による構成の変更:テーマ変更によって、URL構造やサイトの内部リンク、robots.txtファイルに変更が加わることがあります。これが原因でGoogleが正しくインデックスできない場合があります。
- サイトの設定ミス:プラグインや設定ミスにより、検索エンジンにインデックスを許可しない設定がされている可能性があります。
- Googlebotのクロールエラー:Googlebotがサイトを正常にクロールできない場合、インデックス登録されません。
2. 解決方法:Googleサーチコンソールを使った修正手順
以下の手順で、「クロール済みインデックス未登録」の問題を解決できます。
- URL検査ツールの使用:Googleサーチコンソールの「URL検査ツール」を使用して、該当するページのインデックスステータスを確認します。もし「クロール済み」と表示されるなら、「インデックス登録をリクエスト」をクリックして手動でインデックスをリクエストできます。
- robots.txtの確認:robots.txtファイルが正しく設定されているか確認します。検索エンジンがクロールを拒否していないか確認してください。
- サイトマップの送信:サイトマップが正しく送信されているかをサーチコンソールで確認し、もし送信されていない場合は、新しいサイトマップを送信します。
- テーマやプラグイン設定の確認:テーマやプラグインによる影響で、「noindex」タグが追加されていないか確認してください。特にSEO関連のプラグインが原因であることがあります。
3. その他の対策:WordPress設定の確認
WordPressの設定でも、「クロール済みインデックス未登録」の問題が解決できる場合があります。以下のポイントをチェックしましょう。
- 検索エンジンにインデックスを許可する設定:WordPressの「設定」→「表示設定」で「検索エンジンによるインデックスを許可する」オプションが有効になっていることを確認します。
- キャッシュのクリア:キャッシュが古い情報を保持していると、インデックスが反映されないことがあります。キャッシュをクリアして再試行します。
- HTTPSの設定:サイトがHTTPSに変更された場合、以前のHTTPのURLがインデックスされていないことがあります。サーチコンソールでHTTPS版のURLをインデックスに登録することが必要です。
4. 最後の手段:再クロールの依頼と待機
すべての手順を試してもインデックスされない場合、再度URL検査ツールで「インデックス登録をリクエスト」し、Googlebotが再クロールするのを待ちます。通常、インデックスされるまでに数日から数週間かかることがあります。
5. まとめ
「クロール済みインデックス未登録」の問題は、テーマ変更やサイト設定による影響で発生することがあります。Googleサーチコンソールのツールや、WordPressの設定を確認することで解決できます。根気強く修正を続けることで、インデックスが復旧しますので、まずは手順に従って問題を解決していきましょう。
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