Outlookでメーリングリストを作成した際に、受信時に作成したグループ名が表示されるのか、またメンバーの名前が表示されてしまうのはなぜか、そしてそれをどう解決すればよいのかについて解説します。
Outlookでメーリングリストを作成する際の基本
Outlookでメーリングリストを作成する際、複数のメールアドレスをまとめてグループ化し、一度の送信で全員にメールを送ることができます。しかし、このグループを使ってメールを送信すると、受信者側でメンバーのメールアドレスが全て表示されてしまうことがあります。
この現象は、グループを送信元としてメールを送る際に、個々のメンバーのアドレスが「To」や「Cc」に表示されるためです。グループ名で送信したい場合は、別途設定が必要です。
メーリングリストでグループ名だけを表示する方法
Outlookでは、グループ名でメールを送信したい場合、「BCC」(ブラインドカーボンコピー)を使用することができます。この設定を行うことで、受信者には自分以外のメンバーのアドレスが表示されません。
具体的には、メールを作成する際に「BCC」にグループを追加し、受信者にはそのグループのアドレスのみが表示されるようにします。これにより、グループ内の個々のアドレスが他の受信者に見えないようにできます。
「このメールの認証情報を表示」について
「このメールの認証情報を表示」をクリックした際に、メールヘッダーにある「Authentication-Results」や「DKIM」「DMARC」の情報が表示されますが、これらの情報は迷惑メール判定を行うためのもので、グループ名やメンバーの表示には直接関係しません。
「PASS」と表示されている場合、送信元の認証が通ったことを意味していますが、これが必ずしも安全な送信元を示すものではないため、送信内容に注意を払いましょう。
まとめ:Outlookでメーリングリストを使う際の注意点
Outlookでメーリングリストを作成してメールを送信する際、個々のメンバーのメールアドレスが表示されないようにするためには、「BCC」フィールドを使用することが重要です。これにより、プライバシーを守りつつ、グループ全員にメールを送信できます。
また、「このメールの認証情報を表示」から確認できる情報は、メールのセキュリティに関するものであり、グループ名やメンバーリストの表示とは直接的な関連はありません。
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