yt-dlpを使用してYouTubeなどの動画をダウンロードする際、エラー発生時に無限にリトライが繰り返される問題に直面することがあります。この記事では、エラーが発生した場合に1回だけリトライし、それでもダメならスキップして次の動画に進む方法について解説します。
1. 無限リトライを止める設定方法
yt-dlpはデフォルトでエラーが発生すると無限にリトライを繰り返すことがあります。この無限リトライを防ぐためには、`-R` オプションを使ってリトライ回数を制限することができます。
例えば、次のコマンドを使用することでリトライ回数を1回に設定できます。
yt-dlp --download-archive FILE -R 1 --sleep-requests 6 --wait-for-video 30 --match-filters "title*='ホラー回' " "https://www.youtube.com/~~~~~~~~~~~~/videos"
このコマンドでは、`-R 1`でリトライ回数を1回に制限し、エラーが発生した場合にその動画をスキップして次に進む設定になります。
2. エラーが発生した際の動作設定
yt-dlpでは、特定のエラーが発生した場合でも無限リトライを防ぐために、`–retries`オプションを使ってリトライ回数を設定できます。次のように指定すると、エラー時に1回のみリトライして、それでも解決しない場合はスキップします。
yt-dlp --retries 1 --download-archive FILE --sleep-requests 6 --wait-for-video 30 "https://www.youtube.com/~~~~~~~~~~~~/videos"
このオプションを使うことで、無限リトライを防ぎ、スムーズに動画をダウンロードできます。
3. エラーの種類とその対処法
yt-dlpを使用していると、YouTubeやその他のサイトで「not available in your country」などのエラーに直面することがあります。これらのエラーを防ぐためには、エラーメッセージを確認して、必要に応じてプロキシやVPNを使用する方法があります。
もしクッキーを使いたくない場合でも、他の方法でエラー回避をすることが可能です。例えば、`–geo-bypass`オプションを使うと、地域制限を回避することができます。
4. 実際に試す際の注意点
コマンドラインで`yt-dlp`を操作する際には、オプションの順序や正確なコマンドの入力に注意が必要です。コマンドの実行結果が予想通りでない場合、オプションを再確認し、必要に応じて詳細設定を追加してください。
また、動画のダウンロードをする際にリトライが多発する場合、その原因となる要素(例えばサーバー側の問題やインターネット接続の不安定さ)を考慮し、適切な設定を行うようにしましょう。
5. まとめ
yt-dlpで無限リトライを止めるには、`-R`や`–retries`オプションを使用してリトライ回数を制限することが重要です。また、特定のエラーについては、適切な回避策を講じることでスムーズにダウンロードを進めることができます。これらの設定を活用し、エラー発生時にも次の動画にスムーズに進む方法を試してみましょう。
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