XLMとXLSは、どちらもExcelで使用されるファイル形式ですが、その役割と特徴は異なります。これらの違いを理解することで、適切な形式を選択し、効率的に作業を進めることができます。この記事では、XLMとXLSの違いについて詳しく解説します。
XLSとは?
XLSは、Microsoft Excelの古いバージョンで使用されていたファイル形式です。Excel 97からExcel 2003までのバージョンで採用されており、データの保存や計算を行うためのスプレッドシート形式として広く使われていました。XLSファイルは、セルに入力したデータ、計算式、グラフ、フォーマットなどを含むことができます。
XLMとは?
XLMは、Excel 4.0マクロのファイル形式です。これはExcel 4.0以前のバージョンで使用されていたマクロ(自動化された操作)の形式で、主にExcelシート内での操作を自動化するために使用されていました。XLMは、特定のタスクを自動で実行するための手順を含んだスクリプト形式です。
XLSとXLMの主な違い
1. 用途: XLSはデータの保存や計算を目的としたスプレッドシートの形式であり、XLMはExcel内でのマクロ(自動化された操作)を含むファイル形式です。
2. バージョン: XLSはExcel 97-2003まで使用されていた形式で、XLMはExcel 4.0以前で使用されていたマクロ形式です。
どちらを選ぶべきか?
現在では、XLSはほとんど使用されておらず、Excelの新しいバージョンではXLSXが主流となっています。一方、XLMはExcelでの自動化やスクリプト処理が必要な場合に使用されることがありますが、近年ではVBA(Visual Basic for Applications)マクロが主流です。XLMファイルを使用する必要はほとんどなく、最新のExcelファイル形式(XLSX)を選択するのが一般的です。
まとめ
XLSとXLMは、異なる用途と時期に使用されていたExcelのファイル形式です。XLSは主にデータ処理用のスプレッドシートであり、XLMはExcel 4.0時代のマクロファイルです。現在では、XLSやXLMの使用は減少し、XLSX形式が主流となっています。もし、古い形式で保存されたファイルを使用する場合は、最新のExcelバージョンでの互換性も考慮して選ぶと良いでしょう。
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