Facebookでは、友達になっていない相手にもメッセージを送ることができますが、実際には思ったよりもそうしたメッセージが届かないと感じる人も少なくありません。なぜ送れるはずなのに送ってこないのか?その理由はFacebookの仕様とユーザー心理の両面に隠れています。
友達でなくてもメッセージは本当に送れる?
Facebookでは、Messengerを利用して友達でないユーザーにもメッセージを送信することが可能です。ただし、この場合メッセージは「メッセージリクエスト」として分類され、受信者が承認しない限り通知もされず、既読もつきません。
また、プライバシー設定によっては、まったく通知されずに「スパムフォルダ」に近い扱いになることもあり、送信者側が気づかずに無視されたように感じることもあります。
Facebookのメッセージリクエストとは
メッセージリクエストとは、友達でないユーザーからのメッセージが届く一時保管場所のようなものです。受信者はその内容を確認して「承認」または「削除」の選択ができます。通知が届かないことも多いため、そもそも存在に気づかないまま削除される可能性も高いです。
メッセージリクエストの存在は、詐欺やスパム防止のために設計されたFacebookのセーフティ機能の一環です。特にアカウントの信頼性が低いユーザーや、共通のつながりがない場合は警戒されやすくなります。
なぜ詐欺アカウントでも積極的にメッセージしてこないのか?
意外に思われるかもしれませんが、詐欺アカウントもFacebookのメッセージリクエストのフィルターやスパム検出システムにより、多くの場合メッセージが到達しても開封されない、あるいはAIによって即時ブロックされるため、効率が悪いのです。
また、Facebook側も近年スパム対策を強化しており、メッセージ送信の制限やアカウント凍結などの措置がとられることもあるため、過去ほど頻繁には詐欺メッセージが届かなくなっています。
メッセージを送ってこない理由はユーザーの心理にも関係
技術的には送信できても、多くのユーザーは以下のような理由で送信を控える傾向があります。
- 知らない相手に突然連絡するのは不安
- ブロックや通報されるリスクを恐れている
- メッセージが見られないことを知っている
つまり、単に送れるかどうかではなく、相手がどう感じるかや、メッセージが届かない可能性を考慮して、送らないという選択をする人も多いのです。
Facebookのプライバシー設定の影響も大きい
Facebookでは「メッセージの受信設定」を変更することで、誰からでも受け取れる状態にも、友達のみに限定することもできます。
たとえば「メッセージリクエストも受け取らない設定」にしている場合は、そもそも相手が送っても無効になります。設定を確認するにはMessengerアプリの「プライバシー」→「メッセージ配信設定」から確認できます。
まとめ:送れるけれど送らない、見えない現実
Facebookでは技術的に友達でない相手にもメッセージを送ることが可能ですが、通知が届かない仕組みやプライバシー設定、さらにはユーザー心理によって実際には送られない、届かない、気づかれないということが多くあります。
「送れるのに送ってこない」理由には、システム面と人間心理が複雑に絡んでいるという点を理解しておくと良いでしょう。
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