Firefoxの履歴設定に関して、「履歴を一切記憶させない」と「常にプライベートブラウジングモード」の2つの選択肢がありますが、これらにはどのような違いがあるのでしょうか。この記事では、それぞれの設定について詳しく解説します。
1.「履歴を一切記憶させない」設定について
「履歴を一切記憶させない」を選択した場合、Firefoxはウェブサイトを訪れた際にその履歴を記録しません。これにより、ブラウザを閉じた際に履歴が完全に削除され、次回開いた際に以前の訪問履歴が残ることはありません。
この設定では、キャッシュやクッキーも残りませんが、ブラウジングを終了した後には完全にデータが消去され、プライバシーを強化するために有効な選択肢となります。
2.「常にプライベートブラウジングモード」の設定について
「常にプライベートブラウジングモード」を有効にすると、Firefoxは常にプライベートブラウジングモードでブラウジングを行います。これにより、訪れたウェブサイトの履歴、クッキー、キャッシュ、検索履歴などが保存されることはありません。
プライベートブラウジングモードは一時的にブラウザを匿名にし、ブラウザを閉じると全ての情報が削除されるため、特定のサイトを匿名で訪れたい場合に便利です。
3. 主な違いは何か
「履歴を一切記憶させない」と「常にプライベートブラウジングモード」の設定は、どちらも履歴を保存しないという点で共通していますが、次のような違いがあります。
- 「履歴を一切記憶させない」設定では、ブラウザが通常のモードで起動し、すべての履歴が保存されませんが、常に通常のブラウジングモードです。
- 「常にプライベートブラウジングモード」では、常にプライベートブラウジングモードが有効となり、匿名性が強化され、ウェブサイトにアクセスしてもその痕跡が残りません。
4. どちらを選べばよいか
「履歴を一切記憶させない」設定は、主にデータを保存したくない場合や、一時的に履歴を保存したくない状況で有効です。一方、「常にプライベートブラウジングモード」は、より強い匿名性を求めるユーザーに適しており、サイト訪問時にクッキーやキャッシュを一切残さないことが求められます。
選択肢は、利用者がどの程度プライバシーを重視するかに依存します。日常的に履歴を保存しないようにしたい場合は、「履歴を一切記憶させない」が良い選択です。もし、常に匿名でブラウジングを行いたい場合は、「常にプライベートブラウジングモード」の設定をお勧めします。
5. まとめ
Firefoxの「履歴を一切記憶させない」と「常にプライベートブラウジングモード」の設定は、共にブラウジングの履歴を残さないという共通点がありますが、利用シーンに応じた適切な設定を選ぶことが重要です。プライバシーを守りつつ、快適なブラウジングを楽しみましょう。
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