アクセス解析を設置する際に、カウントの方法を選択することは重要なステップです。特に、「全てのアクセスをカウント」「一日に同一IP、同リンクからのアクセスを一回のみカウント」「一日に同一IPからのアクセスを一回のみカウント」の3つの選択肢があり、それぞれの違いがよくわからないという方も多いでしょう。この記事では、これらの選択肢の違いと、それぞれの設定がどのような場合に適しているかについて解説します。
「全てのアクセスをカウント」の意味
「全てのアクセスをカウント」は、サイトに訪れる全てのアクセスをカウントする設定です。この場合、同じIPアドレスからのアクセスでも、同一ユーザーであっても何度アクセスしてもその都度カウントされます。
例えば、同じユーザーがページをリロードした場合や、サイト内を移動した際にもそれぞれのアクションがカウントされるため、訪問者数が多く表示されることになります。この設定は、サイトの全体的なアクセス数を把握したい場合に適しています。
「一日に同一IP、同リンクからのアクセスを一回のみカウント」の意味
この設定は、一つのIPアドレスから同じリンク(URL)にアクセスした場合、1日に1回しかカウントされないようにする設定です。つまり、同一IPアドレスからの複数回のアクセスがあっても、同じページに対しては1回としてカウントされます。
例えば、ユーザーが1日に何度もページをリロードしても、そのアクセスは1回としてカウントされます。この設定は、実際のユニーク訪問者数を知りたい場合に便利です。特に、リピーターのアクセスを過剰にカウントしたくない場合に適しています。
「一日に同一IPからのアクセスを一回のみカウント」の意味
この設定は、一つのIPアドレスから1日に1回だけカウントされる設定です。訪問者が同じページを何度訪れても、そのIPアドレスからのアクセスは1回のみカウントされ、複数回の訪問は無視されます。
この設定は、特に全体のアクセス数ではなく、ユニークユーザー数を重視したい場合に有効です。たとえば、1人のユーザーが1日中サイトを閲覧している場合でも、1回としてカウントされます。
どれを選べばよいか?デフォルトとして適切な設定は?
どの設定が適切かは、アクセス解析の目的に応じて変わります。サイトのアクセス数を正確に把握したい場合は「全てのアクセスをカウント」が最適です。一方で、ユニーク訪問者数を知りたい場合は「一日に同一IPからのアクセスを一回のみカウント」が適しています。
デフォルト設定としては、「一日に同一IPからのアクセスを一回のみカウント」が最も一般的です。これにより、同じ訪問者による複数回のアクセスを重複してカウントせず、実際の訪問者数をより正確に把握することができます。
まとめ
アクセス解析のカウント設定は、サイトの目的や求めるデータによって最適な選択が異なります。「全てのアクセスをカウント」は全体のアクセス数を把握するために、また「一日に同一IPからのアクセスを一回のみカウント」はユニーク訪問者数を正確に知るために利用されます。デフォルト設定としては、ユニーク訪問者数を把握できる「一日に同一IPからのアクセスを一回のみカウント」が一般的であり、ほとんどのサイトに適しています。
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