Safariで「丸の中に矢印があるマーク」のところにダウンロードしたファイルを間違えて「消去」を押してしまった場合、ファイルが完全に失われるのではないかと心配することがあります。しかし、実際には復元方法がいくつかあります。この記事では、Safariで消去されたダウンロードファイルを復元するための方法について詳しく解説します。
「消去」ボタンを押した場合の影響
Safariで「消去」を押すと、通常はダウンロードリストからそのファイルが削除されます。しかし、この操作がファイル自体を完全に削除するわけではありません。実際、消去されたファイルは、通常、Macのストレージ内に残っていることがあります。
ただし、消去されたファイルが完全に失われたかどうかは、操作後に何をしたかに依存します。もしその後に新しいファイルを保存した場合、そのファイルが上書きされる可能性があるため、早急に復元作業を行うことをおすすめします。
1. ダウンロードフォルダを確認する
まず最初に確認するべきなのは、ダウンロードフォルダです。Safariでファイルをダウンロードした場合、デフォルトで「ダウンロード」フォルダに保存されます。このフォルダを開いて、消去したファイルが残っていないか確認しましょう。
ダウンロードフォルダを開くには、Finderを開き、「移動」メニューから「ダウンロード」を選択します。ファイルが見つからない場合でも、フォルダ内をよく確認してみましょう。
2. ゴミ箱を確認する
もし誤ってファイルを削除してしまった場合、そのファイルが「ゴミ箱」に移動していることがあります。ゴミ箱を確認して、削除されたファイルがあれば、そこから復元することができます。
ゴミ箱を開き、削除されたファイルを見つけたら、右クリックして「戻す」を選択することで元の場所に復元できます。ゴミ箱にファイルがない場合、次の方法を試してみましょう。
3. Time Machineを使って復元する
Macの「Time Machine」を使ってバックアップを取っている場合、バックアップから消去されたファイルを復元することができます。Time Machineは、過去の状態にシステムを戻すための強力なツールです。
Time Machineを使用して復元するには、Time Machineを起動し、消去されたファイルが保存されていた時間帯に移動します。その後、対象のファイルを選択し、「復元」をクリックすることで、ファイルを元の場所に復元できます。
4. データ復元ソフトウェアを使用する
もし上記の方法でファイルが見つからない場合、データ復元ソフトウェアを使用することが次のステップです。これらのツールは、削除されたファイルをスキャンし、復元可能なデータを探し出します。
市場には多くのデータ復元ソフトウェアがありますが、信頼性の高いものを選ぶことが重要です。たとえば、「Disk Drill」や「EaseUS Data Recovery Wizard」などが人気のある選択肢です。復元の手順に従って操作を行い、消去したファイルを復元できるか試してみてください。
まとめ
Safariで「消去」ボタンを押してしまった場合でも、ファイルを完全に失うわけではありません。ダウンロードフォルダやゴミ箱を確認し、Time Machineを使用することで、多くの場合、削除されたファイルを復元できます。もしこれらの方法で復元できない場合は、データ復元ソフトウェアを試してみることをおすすめします。
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